当店やクリーニングのこと
責任は負いかねますが、ご参考にしてください。
- 水洗いクリーニングはどうしてこんなに綺麗になるの?
- スタンダードとデラックスはどう違うんですか?
- 当店使用のアイロンは全てアパレルで使用しているアイロンです
- 当店のスタッフはタバコは吸いません!
- 家で洗ったら縮んだんですが、直りますか?
- 良いクリーニング店の見つけ方はありますか?
水洗いクリーニングはどうしてこんなに綺麗になるの?
「水洗いクリーニング(メンテナンスコース)はどうして綺麗になるの?」
このような質問がされると、
一般の方は、水で洗えばみんな綺麗になるんだ、と思いがちですが、
そうではありません。
上記の答えを簡単に言うと、
「洋服の構造をしっかり理解したプロが、しみ抜き、ドライクリーニング、
水洗いクリーニング、脱水、寸法出し整形、乾燥、テーラードプレスを
おこなうので綺麗になります。」
詳しく説明しますと、洋服(特に天然素材を使用した物)は、平らな生地を
いせ込んだり、追い込んだりして、立体的にプレスされてシルエットが
整形されており、そして、皆様の着用により癖がついています。
その立体感が水に入れることにより平らになろうとします。
生地が素の状態に戻ろうとするのですね。
その状態から洋服の構造を理解したプロが、
再度シルエットを整形するから綺麗になるのです。
詳しく知りたい方は、「メンテナンスコースが高い理由」をどうぞ
1着の洋服に対して、
当店のすべての技術を屈指して真剣勝負で臨みますので、
本当に綺麗になると思います。
他の同業者から見れば、
「4時間もかけて仕上げして儲からない商売しても、しょうがないでしょう。」
と言われるかもしれませんが、私は、これが本物のクリーニングだと思います。
今後の課題は、とにもかくにも時間短縮です。しかし、品質は落とせません。
難しい問題ですが、一歩一歩進んで行きたいですね。 がんばります。
スタンダードとデラックスはどう違うんですか?
よく聞かれる質問です。
一般的には「安けりゃいいじゃん、スタンダードで」 とお考えでしょう。
しかし、やっぱり違うんですね!
当店のデラックスコースでは、シミ抜き、汚れ取り、毛玉取り、毛羽取りの依頼
など手間の掛かる仕事はもちろんのこと、その他にも洗い・乾燥・プレスなど
二手間、三手間かけてやさしく洋服を仕上ていきます。
例えばワイシャツを例にあげますと、
スタンダードは通常45℃から50℃の温水で水洗いし、
その後、人体型のプレス機で機械仕上げをしハンドアイロンで手直しします。
手直しは、
まず衿台を伸ばし、襟羽の地の目がまっすぐになるようプレスします。
袖は平面的に仕上げ、袖山に線がはいります。
身頃も効率的に仕上るため、平面的にアイロンをかけ仕上げます。
このスタンダードだけでもすごいと思いますが。
デラックスは、金額の関係から洗いは一緒に洗います
(もちろん弾力性のある厚手のネットにいれます)
静止乾燥機でハンガー乾燥させ、その後ハンドアイロンで手仕上します。
仕上げは、スタンダードと同じくまず衿から仕上ます。
違うのは、完全手仕上げですから、衿を落ち着かせる仕上げから始めます。
衿を全体に落ち着かせた後、
衿台を伸ばし、襟はねを地の目が真っすぐになるようにかけます。
つぎにヨーク(肩)ですが袖馬を使い、前肩になるように掛け、
そのまま袖山もアイロンをかけます。
デラックスでは、肩や袖山に線はつけません。
(ワイシャツだって前肩のほうが着やすいと思いませんか)
つぎにカフ(袖口)と袖を掛け、前身頃、後ろ身頃を掛けます。
その後、胴馬を使い、脇を立体的に仕上げラインを出します。
メンテナンスコースになると洗いがやさしくなり、
ドライクリーニングの後水洗いクリーニングをし、
さらに手間をかけシルエットをメイクし良くなります。
このように金額が上がれば、それなりの事はありますので、
大切にしている洋服、勝負服など
是非、ワンランク上、ツウランク上のコースでお試しください。
当店使用のアイロンは全てアパレルで使用しているアイロンです
当店で使用しているアイロンは、
電蒸アイロンというアパレルメーカーで使用している物と同じアイロンです。
通常、一般的なクリーニング店では(大手さんも個人店も)
軽い蒸気アイロンを使用しています。
蒸気アイロンは、軽いため操作性がよく、疲れにくいので、
パートさんでも使い勝手が良い利点がありますが、
軽いのと(1.5Kgくらい)ヒーターが無いので温度調整ができず、
温度が低くなりやすい(大体140℃くらい)ため、
アイロンの効きがいまいち良くありません。
当店使用の電j蒸アイロンは重いのですが(2.1kgから3kg)
ヒーターが内臓されており、温度調節が可能なので
アイロンの効きが良いのが特長です。
特に私が使用しているアイロンは、
細いアイロンと幅広の重いアイロンの2種類を使用しています。
幅広の重いアイロンは、重さが3kg以上あり重いのですが、
仕上の時は逆にその重さを利用してアイロンを掛けることができるため、
大変、楽です。
軽いアイロンで同じ仕上げをすると、ひじと手首が腱鞘炎になってしまいます。
そのため重い電蒸アイロンは、大変重宝しています。
このアイロンが無くなったら仕事を辞めるかもしれません。
それほど重要なのですが、他の方にはなかなか理解されません。
特にメーカーのかたには・・・
できれば、細いアイロンで重さがあるアイロンがあるとうれしいのですが。
温度はワイシャツやメンテナンスを仕上る時などは、200℃近くで設定します。
最近では、なかなかいないと思います。こんなアイロンを使う人は・・・
だから綺麗になるんですがね!
当店のスタッフはタバコは吸いません!
当店のスタッフはタバコは吸いません。全員非喫煙者です。
だから、タバコのにおいがとても良く分かります。
また、タバコのにおいが服に付くことはありません。
家で洗ったら縮んだんですが、直りますか?
正確に言うと、「直りません」
それは、まず何センチ何ミリ、
どの方向に縮んだか伸びたかが分からないからです。
寸法の測っていない洋服は元には戻せません。
ある程度にしか直りません。
また、セーターなどで多いのですが、洗い方が荒く、いっぱい動かして洗うと、
生地がフェルト化してしまいます。
こうなってしまうと、もうどうしようもありません! お手上げです。
私たちプロのクリーニング店では、
みなさんが思っている以上にやさしく、丁寧に水洗いします。
それは、やさしく洗えば洗うほど、その後の仕上げが楽になるからです。
ただでさえ大変なアイロン仕上げですから、
シルエットや寸法を壊したくはないのです。
良いクリーニング店の見つけ方はありますか?
たまに市外や県外に引っ越すお客様から聞かれますが、
なかなか難しいですね。
店、店によってどこに力を入れているかが違いますし、
いろいろな勉強会に所属していても、勉強せず進歩が無い人もいれば、
いろいろ勉強して日に日に進歩している人もいます。
なかなか、良い店の見分け方は難しいのですが、
自分が思うには、おしゃれな人がいるお店が良いと思います。
高級品のブランド服を着ているという意味ではなく、
小綺麗で身だしなみに気をつけているお店がよいと思います。
みなさん、料理の味は味見をしなければ分かりませんよね。
ではクリーニングはどうでしょう?
クリーニングだって味見をしなければ、うまいか下手か分かりませんよね。
そういった意味でも身だしなみのきちっととしたクリーニング店をお勧めします!
店の人(特にご主人)の服装がよれよれで、
自分が着たことの無い服をクリーニングしているようでは、
洋服の状態が良いのか悪いのか分かりません。
せめてワイシャツくらい着て仕事をしないと、
良いクリーニング店にはなれないでしょう。
後はうそをつかないお店だと思います。
良いことだけでなく、悪いことも書いたり、説明してくれるお店が
良いと思います。
私が参加している松田塾の中でもうまい・へたはありますが、
しかし、何も勉強していないお店よりは、
いろいろな勉強会に参加しているお店のほうが、
何かあった時の後ろ盾がありますから地力は強いと思います。
なんせその勉強会のトップレベルのお店に助けてもらえるわけですからね。
(有料ですけどね)
まとまりの無い文章になってしまい、すいません。
まとめると、店のご主人がおしゃれで、いろいろな勉強会に参加していて、
正直なお店が良いと思います。
ご参考にしてください。
和服着物も取り扱っております。
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