袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
全身にお酒をドバッとかぶった成人式のスーツが持ち込まれました。

焼酎やらカクテルやら、いろいろなお酒をかぶったらしく、
いろいろなお酒のシミ跡が出てきています。

こんな風に全体にお酒をかぶってしまうと、スーツを水洗いするのが一番手っ取り早い処置方法になるんですが、
今回は、すでに時間が経ってしまっているので、部分的に硬くなっているお酒シミがあります。

この硬くなっている部分を部分的にシミ抜き処理してから、全体を水洗いクリーニングしていきます。

カクテルなどのお酒ですと、結構砂糖を使っているのもありますから、
お酒のシミと言っても、硬くなってしまうんですね。
で、それらのシミ抜き処理をするんですが、

が、ちょっと待った!です。

まずは、スーツの各部の寸法を測って採寸して、型崩れ防止の仕付け糸を打っておきます。
この寸法が無いと、後で何処を如何戻していいか、分からなくなってしまいますから、しっかり採寸しておきます。
そして、型崩れを防止する為のしつけ糸を各部に打っておきます。

それでは、シミ抜き処理していきましょう。
超音波洗浄シミ抜き機を使用して、部分的にシミ抜き処理していきます。
全体にシミ抜き処理が終わりましたら、水洗いクリーニングをします。

通常では水洗いできないメンズスーツを水洗いするのですから、
機械に入れてスイッチオン!では無く、

やさしく、やさしく手洗いで水洗いクリーニングをしていきます。
冬場の水は冷たいですから、ぬるま湯程度になるように若干温度を掛けて手洗いで水洗いクリーニングをします。
洗浄、すすぎ、糊付けと行い、やさしく、やさしく脱水をします。
シワを取るように形を整えて、寸法を修正して、ビッグハンガーに掛けて乾燥させます。

自然乾燥で一晩乾燥させておきます。

乾燥しましたら、再度寸法を測ってチェックします。
その修正分を頭に入れて、アイロンプレスをしていきます。

アイロンプレスは、重たい電蒸アイロンを使って、コテ布を使い、霧吹きを打って、熱を伝えるようにアイロンプレスをしていきます。
上着を例に取りますと、
アームホールに垂れ綿、肩パット、袖と移って、
芯地、上衿、身頃、背中、ラペルと、寸法とシルエットを出すようにアイロンプレスをしていきます。
地道にコツコツ、アイロンプレスを施します。

完成しますと、こんな感じです。

きれいにスーツが生まれ変わりました!

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是非!一度お試しあれ!
きっと、ご満足いただける仕上がりになると思いますよ!

問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、

それでは、また・・・・・