今日は、カシミヤ100%コートの水洗いクリーニングを紹介しますね。

このカシミヤコートも遠方より宅配便で送られてきましたコートになります。

何でも「カシミヤが硬くなった感じがするので、元の様に修正して欲しい!」と言う事で、当店まで送られてきまして、

それでは当店の特殊水洗いクリーニングで!

カシミヤ100%コートをしっとり!滑らかに!してみましょう!と言う事になりました。

しかし、一般のみなさんからすると、

「カシミヤ100%のコートを水洗い???」って思うでしょうね~

まあ、カシミヤやアンゴラ、ラムウールなど獣毛や毛100%のコートなどは、

通常ドライクリーニングでクリーニングするのが当たり前で、

しかも、毛などは水洗いすると縮んだり、フェルト化してしまって、コートがダメになってしまうと思っているでしょうから、

「え~???カシミヤを水洗い???」って思うのは当たり前ですよね。

しかも、今回は!「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」と言う、お洒落な人なら一着は欲しい!ブランド、

イタリアのブランドでは一番に名前が出てくる「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」

一流高級ブランドのカシミヤ100%コートになりますから、

なおさら「ゼニアのカシミヤ100%コートを水洗いクリーニングして大丈夫????」って思うのも無理はありません。

でも当店のメンテナンス・クリーニングなら大丈夫!

縮みなどの問題もなく!しかも、新品のような仕上がりにしてお手元にお届けいたしますので、

ご安心して御利用下さい!

さて、それでは「Ermenegildo Zegna」 エルメネジルド・ゼニアのカシミヤコートを特殊水洗いクリーニングで

しっとり!滑らかに!していきましょう!

まずは、いつもようにカルテの作成からおこないます。

通常では出来ない水洗いクリーニングをするのですから、

このコートの設計図がないと、とてもじゃないですけど水洗いクリーニングは出来ません。

ですから、しっかりとカシミヤコートの各部の寸法と状態をチェックしておきます。

そして、次に型崩れ防止の為に仕付け糸を打っておきます。

今回のカシミヤコートは、チェスターコートになりますから、

胸ポケット、腰ポケット、胸ダーツ、脇ダーツ、垂れ綿、と仕付け糸を打っておきます。

準備が出来ましたら、シミや汚れの部分を前もって処理しておきます。

そして、厚手の弾力ネットに入れまして、まずはドライクリーニング処理をおこないます。

やさしく、やさしくドライクリーニングをおこないまして、

乾燥は、もちろんハンガー乾燥で熱乾燥していきます。

ここでも急激に高温で乾燥するのではなく、40度から60度にあげてやさしく乾燥していきます。

乾燥しましたら、いよいよ次は水洗いクリーニングになります。

やさしく、やさしく手で水洗いクリーニングをおこないます。

カシミヤコートに残っているドライクリーニング溶剤を洗い流すように、

やさしく、やさしく水洗いクリーニングして、

洗浄、すすぎ、トリートメントとおこないまして、やさしく、やさしく脱水をします。

水洗いクリーニングをしたばかりの「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」のカシミヤ100%コートは、
こんな感じになっています。

何となく「クタ~」としていますが、これでカシミヤコートを水洗いクリーニングしたの?って感じで

とても水洗いクリーニングしたようには見えない感じで、いいですよね!

GOODな水洗いクリーニングになります。

しかもイタリアの高級ブランド!「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」ですからね!

さて、ここから寸法をチェックして縮みを修正し、

さらにシルエットを修正しながら一晩自然乾燥させていきます。

乾燥しましたら、次の工程は、アイロンプレスになります。

カシミヤ100%コートといえども、水洗いクリーニングをして全体に膨らんでしまっていますし、

芯がヨレヨレになっていますので、しっかりとアイロンプレスをしてカシミヤの生地を生き返らせてあげます。

「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」のカシミヤ100%コートに掛けるアイロンプレス時間は、2時間ほどになります。

2時間1本勝負の真剣勝負です!

さらにカシミヤコートの毛並みを整えながらブラッシング処理をして、アタリ、テカリを修正して完成になります。

完成しました「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」のカシミヤ100%コートは、こんな感じになります。

いいですね~!

とても水で洗ったとは思えない仕上がりで!

GOOD!なカシミヤコートになりました。

もう少しよって見てみても、

毛並みもしっとり!としていて、

ん~~!GOOD!な「Ermenegildo Zegna」「エルメネジルド・ゼニア」のカシミヤコートになりました。

本当にこの滑らかさをお伝えできないのが、何とも残念。。。。なのですが、、、

ん~!たまりません!!!

「何だかカシミヤが硬くなったような????」

「何だかカシミヤがゴワゴワしてきたような????」と思っているあなた!

是非!一度!お試しあれ!

もちろん!縮みなどの問題なく、安心して御利用いただけます!

大切なカシミヤコートがよみがえりますよ!

しっとり!滑らかに!ね!

cleaning-shimizu@po.across.or.jp

それでは、また・・・・