袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
バーバリーの綿のズボンに「コーヒーをこぼしてしまった」
と衣類が持ち込まれました。
見てみると、たしかにコーヒーがこぼれて前全体が汚れています。
こんな感じです。
お客様に聞いてみると、「今日つけたばかりで、
日にちが経つと、取れなくなるかと思い、早く持って来ました」
とのことです。
それでは、処理していきましょう。
まずはシミの部分がすでに乾いてきていますので、
水をつけてシミをふやかします。
つぎに、シミの部分に石鹸をつけて、
超音波シミ抜き機を使いしみ抜きしていきます。
ここである程度、水に溶け出すシミを取ってしまいます。
この後、水洗いをします。
地色が白なので、漂白剤を混ぜ40度弱でやさしく水洗いします。
すすぎ、脱水して一晩自然乾燥します。
次の日、乾いた後の状態を見ます。
シミは、ほとんど取れていますが、薄っすら残っている部分がありますので
その部分を部分漂白します。
私たちプロが「漂白します」と言うと、どうも一般の方は、
ハイターなどの強い漂白剤をイメージするようですが、実際は違います。
私たちプロは、弱い、やさしい漂白剤を使用していきます。
ハイターなどの塩素系漂白剤は、めったに使用しませんのでご注意ください。
部分漂白後、すすぎの為に、再度やさしく水洗いし、乾燥します。
乾燥後、プレスをして完成です。
今回は、持込が早く、綿で、地色が白でしたので、
とってもきれいにできましたね、100点です。
シミや素材、地色、装飾など服の状態によって、毎回100点とはいきませんが、
予算に応じて、しみ抜きしていきますから、ご相談ください。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、