袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
みなさん、カシミヤのジャケットやコートの仕上がり満足していますか?
ボボけていたり、毛布のように厚ぼったくなったり、
硬くガビガビになっていませんか?
ちなみに、カシミヤのコートとか、どうやって仕上るかご存知ですか?
一般的にクリーニング屋さんだと、
人型のボディーに着せて「ブァー」と蒸気で膨らませて仕上る、とか
浮かしアイロンで蒸気をやさしく出しながら仕上る、
そんな感じに思っていませんか?
実際に、これらの方法で仕上げを行うクリーニング屋さんが多いのですが、
実は、これでは、ダメです!
これは、ただのしわ伸ばしにすぎず、仕上げには成っていません。
ではどうやって仕上るか?
本当の仕上げをお教えしましょう。
ドライクリーニングと水洗いクリーニングでは仕上の掛かる時間が違いますが、
内容は同じ内容です。
カシミヤの仕上は、アイロンでプレスをして蒸気でアタリを消していくのですが、
まず最初にやるのが、毛並みを整えることからしてます。
霧を打ち、毛並みを整え、生地を平らにします。
次に、コテ布を当て、霧を打ち、アイロンを当てます。
アイロンも「サッ」と掛けるのではなく、ゆっくり効くように掛けていきます。
こんな感じで、
シルエットを考え、ボリュームを殺さないようにテーラードプレスをします。
次に、アイロンのアタリ消しと毛並みを起こす為に蒸気を当てます。
人台か前肩の厚手のハンガーに掛け、
蒸気を当てながらブラッシングしていきます。
これで完成になります。
どうですか、みなさんのカシミヤはボボけていませんか?
毛布のように厚ぼったくなったりしていませんか?
せっかくの洋服が泣いていますよ。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、