袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
みなさん、「洋服のシルエット」ってわかりますか?
「なんとなく分かるけど、本当はどうかな」と思いませんか。
 
実際に洋服の構造を理解している人は、ごくわずかしかいないと思いますし、
ほとんどの方は本当の所、分からないと思います。
ましてやクリーニング屋さんで、洋服の構造を理解しているお店となると、
本当に少ないと思います。
 
実は私、メンズテーラードの技術を習得しています。
平成17年より勉強しはじめ、
実際に生地を裁断したり、縫製したりできませんが、
洋服が1着仕立てられるように勉強中です。
テーラード・プレスは大得意ですが!!
 

テーラーの勉強をしていくと、いろいろな所にいろいろな技が使われています。
みなさんが思っている以上に、
癖取り、いせ込みのアイロン技が使われています。
洋服の構造を理解すると、アイロンがいかに重要かが理解できるようになり、
どうしたらシルエットが壊れないかを考えてクリーニングするようになります。
実はこれ、非常に重要な考え方なんです。
一般的なクリーニング店では、汚れ落しを最重要課題として考えていますが、
当店では、洋服の構造を最重要課題として考えクリーニングいています。

また、テーラーの勉強をするようになり、
新品より上の状態を考えるようになりました。
「新品より上って~」と思われるかもしれませんが、
意外に既製服とかは、新品より上の状態になりやすいです。
ましてや最近の既製服は、生地は一級品で縫製は中国が当たり前ですから、
なおさら良い状態になりやすいです。

下の写真はだいぶ疲れたカシミヤのジャケットですが、しっかり復元されました。

きれいにシルエットが作られていますね!
これがハンガーの状態ですと下のようになります。

このように、シルエットがきれいに作られたジャケットは、
内側にカーブするようになります。
みなさん、ハンガーに上着を掛ける時は、内側にカーブするように
ハンガー掛けしてくださいね!
洋服が長持ちしますよ!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、