「バーバリーのバックをクリーニングして欲しい」と持ち込まれました。
綿の帆布素材に革が部分的に使用されているバックです。
写真ではわかりませんが、全体にいろいろ細かく汚れています。

 
処理する前に、この手の「綿と革を使用したバック」の注意事項を
みなさんにお知らせしましょう!!

1:バックは洗うことを前提に作られていません!
基本的にバックは洗うことを前提に作られていません!ので
構造を良く考えて、クリーニングや家庭洗濯をしてください!
素人の安易な考えでの処理は大変危険です!ご注意ください!
 
2:家庭洗濯機で水洗いしてはいけません!
綿と革を使用した製品はバック・洋服に限らず、
水洗いすると色が出ますので、洗ってはいけません。
 
3:汚れやシミ部分をシミ抜きしても、
        スレや摩擦のキズが残る可能性があります!
綿の帆布製品に多いのですが、シミや汚れが付着する時、
摩擦によってスレのキズが汚れと一緒に付着し、
シミ抜きしてもキズが残ることがあります。
新品になれば、なるほど、この症状が出やすいのでご注意ください!

主にこの3点を特に注意して、
ご家庭での処理やクリーニングをご利用ください。
 
では処理していきましょう。
処理方法としては、部分的にしみ抜き処理をし、
その後ドライクリーニングですすぎ洗いします。
油性、水溶性のシミ抜きと処理していき、
全体のくすみをとる為、ドライクリーニング処理し、乾燥します。
熱乾燥しますが、その後も自然乾燥させます。
乾燥後、形を整え、撥水処理をして完成です。

今回のバックは、写真では分からない汚れやシミでしたので、
写真では違いが分からないと思います。
でも、きれいになりました。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、