袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。

今年の5月は例年に無く涼しく、過ごしやすかったと思います。

おしゃれが好きな方には、とっても良い初夏に感じているでしょうね。

例年より1枚多く羽織る事が出来、暑く感じませんからね!

私も、例年になく仕事がやりやすく (本当は、不景気で仕事が少ないだけかも! ヒェ~!)、いつもなら冷風や扇風機をガンガン回して仕事をしている所なのですが、今年は、まだ送風だけで済んでいます。

汗拭き用のタオルも出番を待っている、そんな感じです。

そんな過ごし易い初夏ですが、スーツを着ていると、やっぱり汗になります!

脇には、じっとりと汗が出てきて、知らないうちにスーツに汗シミを作っています。

今日は、そんな汗シミのレディススーツを汗抜き水洗いクリーニングしていきたいと思います。

レディススーツと言っても、タダのレディススーツではありません!

ブランドスーツ「ランバン」で、しかも素材は絹のレディススーツです。

大手クリーニング屋さんが避けて通る、そんな絹のブランドスーツを水洗いしていきましょう!

まず、全体をチェック!

脇に汗のシミが有り、衿にファンデーションの汚れ、袖にハンドクリームの汚れとそれぞれ汚れが付いています。

衿のファンデーションや袖口のハンドクリームなどは、ドライクリーニングで処理したいので、まず脇の汗シミを部分処理していきます。

脇の部分に水を打ち、汗に馴染ませます、水が馴染んだ所で石鹸を付け、超音波洗浄器で洗浄します。

水で濯いで、シミ抜き機械で吸い取って、乾燥させて、汗の前処理は完成です。

次に、衿と袖口の油性汚れの前処理をおこないます。

衿のファンデーションと袖口のハンドクリームに油性しみ抜き剤を付け、浸透させます。

浸透した所で、しみ抜きガンで振動を与えて、汚れを服から剥離させます。

その上でドライクリーニングをしていきます。

ドライクリーニングは、もちろん!厚手の弾力ネットに入れ、洋服を保護しながら、洗浄していきます。

ドライクリーニング後、ハンガー乾燥で熱乾燥させます。

乾燥後、シミや汚れの状態をよく見てから、水洗いしていきます。

水洗いも、もちろん!厚手の弾力ネットに入れ、やさしく手で、水洗いしていきます。

原始的ですが、洋服に与えるダメージが一番少ない手で、水洗いします。

洗浄、すすぎ、糊付けと優しく水洗いしたら、やさしく脱水します。

脱水後は、手で寸法とシルエットを整えながら修正していきます。

水洗い直後は、こんな感じです。

水洗い直後ですから、まあ~こんなもんでしょうかね。

このままの状態で自然乾燥させて、明日ハンドアイロンでプレス仕上げしていきますね!

一晩自然乾燥させたレディススーツは、しっかり乾燥されて、程よい状態になっています。

縮みもありません。

それでは、アイロンプレスで仕上ていきましょう!

スカートは、簡単なので説明を省略しまして、ジャケットの仕上げを簡単に書込みしていきますね。

いつものようにアイロンは、電蒸アイロンを使用していきます。

愛用の重たい電蒸アイロンです。

まずは、細かい作業になる所から仕上ていきます。

上衿、衿裏、と霧を打ち、熱を使ってアイロンプレスしていきます。

次に、肩に移ります、鉄マンと言う仕上げ馬を使って、前肩を壊さないように肩をプレスします。

そして、袖に移り、袖の上側も鉄マンを使いアイロンプレスし、袖の下側をプレスします。

身頃に移り、胴馬を使ってアイロンプレスしていきます。

地の目が真っ直ぐになるようにセットして裾から上側に向かってアイロンプレスしていきます。

前身頃から腰、脇、背中、背中心、胸と、ぐるっと回るようにアイロンプレスしていきます。

きれいにアイロンプレスできましたら完成です!

きれいにシルエットのでたレディススーツに仕上がりました!

とても水洗いしたとは思えない!仕上がりですね!

皆さんも、大手クリーニング店では味わう事の出来ない仕上がりを是非!お試しください!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、