袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。

今日は、別に何の変哲も無いのですけど、
スキャバルの生地を使用したオーダー仕立てのスーツを、
デラックス・クリーニングでお仕事を承りましたので、ご紹介しますね。

スキャバル「SCABAL」 いいですね~!

イタリアの生地ブランドのゼニアと並んで、オーダースーツを仕立てる上での憧れの生地ブランドであります。

今回のオーダースーツは、夏用のスーツですので生地にはモヘアが使用されています。
モヘアは、繊維が太くて硬いので型崩れしにくく、夏用の服に向いている生地です。
また、「キッドモヘア」と呼ばれる、光沢のあるモヘア生地もあり、夏用礼服の最高級生地などに使用されています。

それでは、クリーニングしていきましょう。

今回は、ドライクリーニングでの処理になります。
厚手の弾力ネットにオーダースーツを入れて、ドライクリーニングをしていきます。

厚手の弾力ネットに入れていますので、スーツに対する痛みがほとんどありませんが、
それでも機械力を最小限にして、やさしくドライクリーニング洗浄をしていきます。

脱液後、ネットからオーダースーツを出して、肉厚ハンガーに掛けて熱乾燥させていきます。
ハンガー熱乾燥後、一晩自然乾燥させてスーツを落ち着かせます。

次の日に電蒸アイロンを使用してテーラードプレスを施しアイロン仕上げをしていきます。
一般の大手クリーニング店さんなどは、風船のように「ぷうう~」と膨らまして、熱風仕上げをして、「はい」納品!って感じで仕上ていますが、

それでは、だめ!です。
よほどお客様に「縮んでいるわよ!」とか「縮んだ!」と言われるのか、
どうも多くのクリーニング屋さんは、やたらと伸ばせば良い!と考えているようで、
何でもかんでも「グイ!グイ!」伸ばしてしまいます。

そして、洋服を壊してしまうのですが・・・・

まあ、話を元に戻しまして、オーダースーツのテーラードプレスに話を戻しましょう。

当店のデラックスコースでは、機械を使用せずに電蒸アイロンを使用して、手でアイロンプレスを施します。
多くの洋服は、着崩れていないように見えて、しっかりと着崩れていますので、
その着崩れた部分を修正するようにアイロンプレスをしてシルエットを出していきます。

細かい話は、起業秘密です。ひ・み・つ!
自分で勉強しましょう!

アイロンプレスをしてきれいになりました。

肉厚のハンガーに掛けて、一晩置いておきます。
翌日、修正箇所が無いかを良く確認して完成になります。

仕立てが良く、よい生地を使用しているスーツになればなるほど、息を吹き返してきます。
安い1万円しないスーツを使い捨てもいいですが、
お気に入りのオーダースーツを長く着用してみるのもエコでいいと思いますよ!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、