袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
先日、エルメネジルド・ゼニアについて書込みをしましたが、
家に来る若い人から「あのデザインで9万円は、高いんじゃない!」
「どうですか?って言われても、ちょっと買えないよね」と、息巻いて話をしてきましたので、

「分かっていませんね~オーダースーツの意味が」と、話をしたのですが、

ど~も若い人や最近の人は、ブランドのスーツ=デザインがかっこいい!と思っているようですが、
ちょっと考えてみてください。

例えばですね~

天皇陛下が着用しているスーツは、多分生地は日本製の一級品の生地を使用して、一流のテーラー職人が仕立てているんだと思いますが、

どうですか?
天皇陛下が最近流行の細身でお尻が出るほど短く、細身のパッツン、パッツンのスーツを着用していますか?

お分かりだと思いますが、そんな流行のスーツは、着ていませんよね。

基本的にイギリスのブリティシュスタイルのスーツを着用していますね!

そうなんですね!
ブランドのスーツと言えども、その人、その人にあった品格のあるスタイルラインがあるんですね。

大体、品格のある人が若者が着るような流行のデザインスーツを着用するはずがありませんから、
基本的に中庸で堅実なスーツを着用するようになります。

まあ、60過ぎの方でも、かっこよくって似合っていれば問題ないんですけどね。

しかしまあ、そんな大冒険をするような人もいないと思いますがね~

と言うことで、ゼニアやダンヒルなどのブランドでも、20歳の若者から60、70の品格のある方まで、
いろいろな方のスーツをオーダーやプレタポルテなどの既製服で対応するのですから、
幅広いデザインがあると言うことだけは、頭に入れて置いて欲しいですね!

そこで!
今日は、スーツの基本スタイルラインについて、お話しますね!

まず、最近流行りのイタリア、サルトリアラインから説明します。
スタイルラインは、こんな感じになります。

ウエスト部分が細く絞られていて、前身がラウンド(丸く)カットされていて、すそがフレアーラインになっています。
胸ポケットは、バルカポケット(斜めに切れ上がった)で、腰ポケットもチェンジポケットや斜めポケットだったりします。

次にイギリスのブリティシュラインですが、
スタイルラインは、こんな感じになります。

ウエストが細くシェイプされていて、前身は、イタリアのサルトリアラインほど丸くカットされておらず、
すそも広がってはいません。
全体的には、ウエストが絞られていて細くフィットしたスタイルラインになります。

次に、アメリカンスタイルですが、
こんな感じになります。

みなさんが一番見慣れた、昔からのスーツスタイルというと、このアメリカンスタイルになると思います。
ウエストは、余裕があり、全体にゆるくボックス型のスーツになると思います。

これら3つのスタイルラインを基本として、
シングルの2つボタンか3つボタン、3つボタン段返りか、
あるいは、ダブルの4つボタンか6つボタンか、
ラペルは、ノッチラペルかピークラペルか、
ベンツは?袖口は?
肩は?裏地は?
ゴージラインは、最近ぽく高めにするのか?
ウエストラインの位置は、高くするのか?
ラペル幅は、ナローにするのか、広めにするのか?
などなど、いろいろな事を組み合わせてオーダースーツやブランドスーツを作り上げていくのです。

一口にスーツと言っても、いろいろな組み合わせがある! と言うことは、分かって頂けたかな。

その人、その人にあった品格ある最適なスーツを是非!お求めあれ!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、

それでは、また・・・・