袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
バーバリーの綿のズボンに「コーヒーをこぼしてしまった」
と衣類が持ち込まれました。
見てみると、たしかにコーヒーがこぼれて前全体が汚れています。
こんな感じです。
お客様に聞いてみると、「今日つけたばかりで、
日にちが経つと、取れなくなるかと思い、早く持って来ました」
とのことです。
それでは、処理していきましょう。
まずはシミの部分がすでに乾いてきていますので、
水をつけてシミをふやかします。
つぎに、シミの部分に石鹸をつけて、
超音波シミ抜き機を使いしみ抜きしていきます。
ここである程度、水に溶け出すシミを取ってしまいます。
この後、水洗いをします。
地色が白なので、漂白剤を混ぜ40度弱でやさしく水洗いします。
すすぎ、脱水して一晩自然乾燥します。
次の日、乾いた後の状態を見ます。
シミは、ほとんど取れていますが、薄っすら残っている部分がありますので
その部分を部分漂白します。
私たちプロが「漂白します」と言うと、どうも一般の方は、
ハイターなどの強い漂白剤をイメージするようですが、実際は違います。
私たちプロは、弱い、やさしい漂白剤を使用していきます。
ハイターなどの塩素系漂白剤は、めったに使用しませんのでご注意ください。
部分漂白後、すすぎの為に、再度やさしく水洗いし、乾燥します。
乾燥後、プレスをして完成です。
今回は、持込が早く、綿で、地色が白でしたので、
とってもきれいにできましたね、100点です。
シミや素材、地色、装飾など服の状態によって、毎回100点とはいきませんが、
予算に応じて、しみ抜きしていきますから、ご相談ください。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
毛100%のカスタムオーダースーツの水洗いクリーニングです。
今回は、デパートのカスタムオーダースーツの水洗いクリーニングです。
まず、いつものように採寸、シミ、全体をチェックしてカルテを作成します。
そして、型崩れを防止するためのしつけ糸を打ちます。
今回は簡易タイプの打ち方で防止します。
シミや部分汚れを前処理します。
次にまずドライクリーニングでの洗浄からしていきます。
やさしく洗浄、脱液し、一晩自然乾燥後、吊るしのハンガー熱風乾燥で
ドライ液を乾燥します。
次に水洗いです、手洗いによる水洗いでやさしく洗い、すすぎ、
トリートメント加工をして脱水します。
そして、手で寸法修正しながら、シルエットを出していきます。
一晩自然乾燥後テーラードプレスをしていきますが、
その前に寸法をチェックして元の寸法との誤差を頭にいれておきます。
そして電蒸アイロンを使用して手仕上げにてテーラードプレスをしながら
元の寸法を出していきます。
そして、寸法、全体、あたり、テカリをチェックして完成です。
こんな感じです。
ストライプの線が地の目そってきれいに出ています。
いかがですか、一度試されては、
今回は、料金¥5250になります。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
和服、着物の保管に窒素封入パックがあります。
このパックですと、カビ、虫食い、シミの進行がありませんので、
安心して保管しておけます。
ただし、日光の当たる場所(北側でも窓際はダメ)は、
日焼けしますので、タンスの中で保管していただきますが。
当店では、振袖、留袖、喪服、訪問着などの着物をクリーニング
していただきますと、通常でパックしてお渡しします。
例:振袖・長襦袢・帯とクリーニングのご依頼をしていただきますと、
3点までは、まとめて1つのパック袋にパックすることができます。
特別パック料金を頂きません。
(ただし、パックのみをご利用の場合パック代として¥2100頂きます。)
これは何故かと言うと、
このパックは、絹特有の茶色になるシミを防ぐことができるからなのです。
よく、たとう紙で何年もタンスに入れておいて、
出したら、裏地や長じゅばんが茶色になっていたことがありませんか?
これは、絹特有のシミで、新品を閉まっておいても酸化して発生します。
私は、とても多くこのような茶色になった着物を見ます。
また、留袖などの白の絵柄部分に茶色のシミが出来てしまった着物を
沢山見てきましたし、持ち込まれます。
正直、私としては、古い茶色のシミ抜きは、
やらないに越したことは無いと考えています。
特に着物は、何年も放って置いたシミがほとんどで、
しみ抜きをすると、生地が弱くなっていて穴が開いてしまうシミがあるからです。
ですから当店としては、このシミ抜きを予防するために標準でパックします。
毎月定期的に使用される方には、たとし紙かビニール袋包装の選択
もできますので、お申し付けください。
カシミヤや毛皮などのジャケット、コートも窒素封入パックできますので、
ご利用ください。
ジャケット・コートの窒素封入パックの料金は¥3150になります。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
イタリアの高級ブランド、コスタンティノの水洗いクリーニングです。
(メンテナンス・コース)です。
品質表示は毛100%の表示だけです。
まず、いつものように採寸、状態チェックをしカルテを作成します。
今回は、特にしみ抜き要望は無く、実際シミもありませんでした。
つぎに、型崩れを予防するため、しつけ糸を打ちます。
今回は、全体にくまなく、やさしくしつけ糸を打っていきます。
次にまずドライクリーニングでの洗浄からしていきます。
やさしく洗浄、脱液し、一晩自然乾燥後、吊るしのハンガー熱風乾燥で
ドライ液を乾燥します。
次に水洗いです、手洗いによる水洗いでやさしく洗い、すすぎ、
トリートメント加工をして脱水します。
そして、手で寸法修正しながら、シルエットを出していきます。
今回は、裏地にレーヨンが使用されているようで(裏地表示は無し)
裏地が縮んだ状態になりました。
こんな感じです。
正直、かなり裏地が縮みましたので、仕上げが大変だなと感じていました。
一晩自然乾燥後、テーラードプレスをしていきます。
電蒸アイロンを使い手仕上げでテーラードプレスします。
今回の裏地の縮みはこの仕上げの段階で直していきます。
詳細は、企業秘密です。
しいて言うと、ただアイロンをかけても修正できるまで伸びません。!
そして、採寸、全体チェック、あたり、テカリをチェックして完成です。
こんな感じです。
この方、かなり細い方なので人台が余っていますがご了承ください。
あんなにヨレヨレだったのに見事に再現されています。
いかがですか、一度お試しになってみては?
是非ご安心して、ご利用ください。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
みなさん、綿のブラウスきれいですか?
最近では、ブラウスまでもが衿の芯にトップヒューズを使用していて、
他でクリーニングされたブラウスが持ち込まれるのですが、
見てみると、まるで安いワイシャツのように仕上げてあります。
「ブラウスなのに、これで良いの?」と思ってしまいます。
やはりブラウスは女性物なのですから、
綿のブラウスだからといって硬く仕上げてはいけないと考えています。
張りのあるものの、やわらかく仕上げをするのが綿ブラウスと
私は思うのですが、どうですか?
当店仕上げの綿ブラウスです。
通常の綿ですので、スタンダードコースでも、
ドライクリーニングと水洗いクリーニングをします。
これは、ファンデーションなどの化粧品汚れなどをドライクリーニングで、
汗などの汚れを水洗いクリーニングで落とすためです。
吊るしの熱風乾燥後、仕上げは、電蒸アイロンで手仕上げします。
この仕上り加減は、電蒸アイロンでないと味はでません。
一般的にほとんどのクリーニング店(大手さんから個人店まで)では、
軽くて、扱いやすい蒸気アイロンを使用しています。
しかし、蒸気アイロンでは、どうしてもこの仕上り加減はでません。
重くて古い電蒸アイロンでないと、残念ながらきれいになりません。
ちなみにこんなアイロンです。
もう20年以上使用しています。
もし、このアイロンが壊れて、同じようなアイロンが見つからなかったら、
クリーニング店を辞めるかもしれません。
それ程、私にとって重要なアイロンです。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
トレンチコートの浸け込み漂白を紹介します。
お客さまから、綿のベージュのトレンチコートが
肩から袖(そで)にかけて変色し、
前身ごろに所々古い黄色のシミが出来てしまった。
と、ご相談を受けまして、拝見しますと、
たしかに、日焼けによる変色と古い黄ばんだシミが出来ています。
今回の場合、
「完全には元に戻りませんが、できるだけ処理してみますね」
と、出来るだけの処理ということで了承を得てしみ抜き処理します。
処理としては、まず部分的にしみ抜き処理します。
前身頃の黄ばんだシミは、
油性の処理、水性の処理をして部分漂白をします。
次に、肩から袖にかけての日焼け変色は、
今回のケースでは、地色より日焼けの変色が黄色っぽく変色
していますので、部分漂白をして、色をぼかします。
そして、漂白した部分が綺麗になって、他の部分との色の差が
ありますので、目立たなくするために、全体をやさしく漂白します。
今回は、40度弱でゆっくり、やさしく全体を浸け込み漂白します。
むらにならないように、やさしく動かし1時間ほど浸け込みました。
その後、すすいで、自然乾燥しまして、
テーラードプレスでハンドアイロン仕上げをします。
完成すると下の写真のようになります。
近づいて、よ~く見れば何となくシミの場所がわかりますが、
パッと見ほとんど分かりませんので、良いと思います。
料金は、¥3150(税込み)になります。安いですね。
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袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
みなさん、カシミヤのセーターやコート、ブラッシングしていますか?
最近ではユニクロさんなどでカシミヤやラムウールのセーターが
安く求められるようになり重宝していますが、
さすがに安いだけあり、すぐにボボけてしまいます。
使用後のお手入れのブラッシングをしてあげると、
ボボけ感が少し減りますので長持ちします。
でも、ほとんどの方は、ブラッシングをしていないのが普通ですから、
こんな感じにボボけてきます。
安いクリーニング店では、この状態でも「十分大丈夫と」納品してしまう
かもしれませんが、これではダメですね!
所々、毛玉の赤ちゃんが出来てきています。
カシミヤの仕上げは、アイロン仕上の前に毛並みをそろえる仕上げをします。
それから、アイロン仕上げをしていきます。
その後、蒸気で蒸らしながらブラッシングをして、毛を起こします。
するとこんな感じになります。
一目瞭然、まるで違いますね。
カシミヤはデラックスコースの扱いになりますので、
料金は¥1050になります。
是非、お試しください。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
「雨の後がシミになってっしまった」とセーターが持ち込まれました。
たしかに全体が雨に濡れた跡がシミになっています。
「多分そうだろうな」と組成表示を見てみると、
やはり、毛とレーヨンの複合素材でした。
最近では、ほとんど見かけなくなったのですが、
以前は、よく見たシミの事例です。
こんな感じです。
これは、レーヨンやポリノジックなどの素材特有のシミです。
雨や水に濡れるとその跡がシミになってしまいます。
これは、水に濡れることにより、素材が収縮し硬くなるため
色が変って見えるのです。
ですから、水でしみ抜きしてもしみ抜きがシミになってしまいます。
しみ抜きしてもこんな感じです。
ではどうすれば良いか?
じつは、アイロンで仕上げをするのです。
アイロン仕上げといっても蒸気を出してはいけません!
まず服に霧吹きで霧を打ちます。
そして、アイロンの温度を160度くらいにしてアイロンをかけます。
すると、このようにきれいになります。
今回はセーターのデラックスコースで処理させていただきました。
料金は¥1050です。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
みなさん、スーツが結構ヨレヨレになっていますが、わかりますか?
例えば、前身ごろのボタンホール付近のヨレヨレや
そでのひじ部分の出っ張りやシワ、背中中心部分のたるみやシワ、
ラペルの反りかえりや上えりの返り不足や
ダーツや縫い代の切り替えしの起き上がりや、ダーツの方向違い、
ポケットに沢山物を入れたシルエット崩れなどなど、
スーツのヘタリやクタビレなどのヘロヘロ具合はいろいろあります。
最近流行の細身のスーツになりますと、
さらにスーツがすぐに疲れてヘロヘロになってしまいます。
こんな感じです。
これらの修正は、熟練したプロのテーラードプレスでしか直りません!
どんなに機械を持ってこようと、使う人間がテーラードプレスを理解して
いなければ、綺麗になりません。
所詮機械は道具です。アイロンも道具です。
大きいか小さい、使い勝手が良いか悪いかの違いだけです。
そして何処まで修正するかです。
これは、各店、各コースによっても違ってくると思いますが、
当店のお手頃なスタンダードコースの場合、ドライクリーニングになりますが、
よそに比べれば、かなり綺麗になると思います。
下の写真は、スタンダードコースのスーツですが、
綺麗なシルエットがでたスーツになっています。
プロのテーラードプレス熟練者(私です)が、機械とハンドアイロンで
ポイント・プレスをしますので、かなり良い状態になります。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
どうですか、是非お試しください。
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
夏物の毛100%のビジネススーツが持ち込まれました。
ブランドはダンヒルなのですが、夏物ウールの毛100%ですし、
直接、水洗いになりますので、料金は¥5250になります。
お客様が「ファブリーズを掛けすぎて全体が水シミになってしまった」と
持ち込まれましたので、「水洗いしなければ、元にはもどりません。
今回はそのまま水洗いしてメンテナンスします」と説明しました。
内容としては、まず採寸してカルテを作成します。
次に、簡易のしつけ糸を打ち、型崩れを防ぎます。
そして、手洗いによる水洗いをやさしくします。
すすぎ、トリートメント加工をしてやさしく脱水します。
次に、手で寸法を修正しながら、シルエットを作っていきます。
そして、一晩自然乾燥させます。
次の日、乾燥後、寸法を測り、元の寸法との誤差を頭に入れ、
電蒸アイロンでテーラードプレスをし、シルエットを手仕上げしていきます。
そして、寸法・全体ををチェックし完成です。
いかがですか?
まるで新品のようですね!
是非、お試しください。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、