今回も先日更新したBrioni(ブリオーニ)に引き続き、
またまた高級イタリアブランドで有名なKITON(キートン)のジャケットを水洗いクリーニングで、
続く時は、続く物でして、
今回のKITON(キートン)は、前回に引き続きまたまたカシミヤ100%の生地を使用しておりまして、
まあ~お高い””高級なイタリアブランド・KITON(キートン)のカシミヤジャケットになります。
とっても滑らかで、やさしいカシミヤを使用しているジャケットでして、
冬に汗になったんでしょうね、
脇に汗を結構。。。。かいております。
そんな脇汗もすっきり!するように水で洗い流して、
KITON(キートン)のカシミヤ100%生地が持つ、本来の風合いを出していきましょう。
まずは、いつものように各部の寸法から測っておきます。
この設計図が無いと、とてもじゃないけど超~怖くって。。。。。何も出来ませんから、
しっかりと採寸をしておきます。
ジャケットの前丈、着丈、肩幅、袖丈、下袖丈、中胴半寸と測っておきます。
そして、シミや汚れ、キズなど無いか、KITON(キートン)のカシミヤジャケットの状態をチェックしていきます。
先ほども書きましたように、脇にかなりの汗をかいております。
状態を把握したら、次に型崩れ防止の為に仕付け糸を打っていきます。
ボタンホールに腰ポケット、胸ダーツ、脇ダーツ、胸ポケット、肩パット、垂れ綿(裄綿ともいいます)とやさしく、やさしく打っていきます。
まあ~こんな面倒くさい事、誰も真似しないと思いますけど、
スーツの構造を知らない方は、まねしないようにしてくださいね。
闇雲にまねして仕付け糸を打っても、
な~んにも効果がありませんからね。
準備が出来ましたら、次は前処理をおこないます。
いくら水洗いクリーニングをするからといって、
いきなり水でジャバ!ジャバ!洗ったのでは、
高級イタリアブランドのKITON(キートン)のカシミヤにダメージを与えてしまいますので、
やさし~く洗浄できるように、部分的に汚れている箇所をシミ抜き処理をしておきます。
今回のKITON(キートン)のカシミヤジャケットでは、脇の汗があっぷ””あっぷ””した状態なので、
コツコツ、コツコツ、部分的に処理をします。
そして、十分乾燥させて、まずはドライクリーニングをおこないます。
厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしくドライクリーニングをしましたら、
ハンガー乾燥で乾燥させていきます。
乾燥しましたら、いよいよ水洗いクリーニングをおこないます。
ブティックなどでは、んん十万するイタリアの高級ブランド、KITON(キートン)のカシミヤジャケットを水洗いするのですから、
やさしく、やさしく水洗いクリーニングをしていきます。
多くのクリーニング店では、水洗いクリーニング=機械で洗浄!が当たり前になっておりますが、
そんな!!!んん十万するような高級ブランドのKITON(キートン)を水洗いクリーニングするのですから、
心配で、心配で、とてもじゃないけど機械任せには、できません!!
経験豊富で安心して任せておける自分の手で!水洗いクリーニングをしていきます。
特注の特殊な洗剤を使用して、汗が残ったKITON(キートン)のカシミヤジャケットをやさしく洗浄して、
たっぷりの水ですすぎ流して、特殊なトリートメント剤を使用してカシミヤ100%のジャケットを復元していきます。
水洗いクリーニングを終えたばかりのイタリアブランドのKITON(キートン)のカシミヤジャケットは、こんな感じになっています。
水洗いクリーニングをしたので、くた~っとしておりますが、
大きな型崩れも無く、まあ~まあ~な良い感じです。
この後、寸法とシルエットを修正しながら、一晩!自然乾燥をさせておきます。
急激に乾燥させると、縮みや型崩れの原因になりますから、
やさしく、やさしく、自然乾燥をさせておきます。
乾燥しましたら、アイロンでプレスをしていきます。
が、まずは寸法のてチェックをおこないます。
ん!大丈夫ですね!
安心してアイロンプレスがおこなえます。
一般的にアイロンプレスと言うと、
アイロンから蒸気をシューシュー出して、シワを伸ばすイメージがあるかと思いますが、
当店がおこなうテーラードプレスは、そんなイメージとはま~ったく違うアイロン仕上げになります。
洋服の仕立てをおこなうテーラーさんのアイロンプレス技術をふんだんに取り入れた、
プロの中のプロ!のアイロンプレスをおこないます。
水洗いによって素の状態に戻ってしまった生地や芯地に
アイロンの熱可塑性を利用して、いせ込み、追い込み、アイロンプレスを施し、
イタリアブランドのKITON(キートン)のカシミヤジャケットに命を吹き込みます。
電蒸アイロンを使用して、コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、1・2・3・4と熱を伝えるようにプレスをおこないます。
コツコツ、コツコツ、2時間ちょっとのアイロンプレス♪♪
だいぶ慣れましたけど、集中してアイロンプレスをおこないますので、と~っても疲れる仕事です。
でも~、そんな疲れも、きれいに出来上がったKITON(キートン)のジャケットを見ると、疲れも吹き飛んでしまいます。
水洗いクリーニングしたイタリアの高級ブランド、KITON(キートン)のカシミヤジャケットは、こんな感じに出来上がりました。
いいですよね~!!
とても水洗いクリーニングしたカシミヤ100%のジャケットとは、思えないですよね~!
GOOD!ですね~!
3つボタン段返りのラペルロールも何とも言えず!滑らかで!
やさしくソフトな感じが出て、GOOD!です。
KITON(キートン)特有のマニカカミーチャ(雨降らし袖)も良い感じで、
まさにナポリスーツと言った所でしょうか!
「まさか!KITON(キートン)のスーツやカシミヤジャケットが水洗いクリーニングできるとは?!」と驚きの声が上がってきそうですよね。
これを機に、KITON(キートン)ジャパンから声が掛かるとうれしい!んですけど、
もしよかったら!是非!お試し下さい。
お待ちしております。
あなたの大切な衣類を安心してお任せできるクリーニングが当店にはあります。
お問合せはメールで→ cleaning-shimizu@po.across.or.jp
それでは、また・・・・・