今日は、イタリアのナポリを代表する仕立ブランド、Cesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツを水洗いクリーニングでスッキリ!爽快に!していきたいと思います。

イタリアブランドのCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)といえば、イタリア、ナポリの仕立ブランドを代表するブランドになります。

お値段もかなり高額で、50万するのはザラかと思いますので、庶民の口から「それじゃ1着仕立ててよ」と簡単に言えるブランドではありません。

今回のCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツも、芯地を極力省いた、微風のように着こなす事ができるスーツになっておりまして、

イタリア、ナポリの名門ブランドの仕立のよさを実感できるスーツになります。

もちろん!手縫いで仕立てたのスーツになります。

先日、Men’s Precious(メンズ プレシャス)と言うファッション雑誌に載っていたのですが、

イタリアの高級ブランド、KITON(キートン)の工場の様子が掲載されておりまして、

日本の様な機械がいっぱい並んで、コンベアで自動で動く工場ではなく、

職人がいっぱいいて、完全分業制の工場制手工業でスーツを仕立てている、

まさにスーツ工房と言った感がある仕立の職人による工場でした。

そんな感じでスーツやジャケットが裁断、手縫い、プレスされて仕立てられているのですから、

まあ~1着=50万は下らないのも、うなずけます。

いいですよね~!

私もそんなスーツやジャケットを1着!是非!仕立てる事ができれば!と思っています。

さて、話をCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツに戻しまして、

いつものように当店のメンテナンスコースで特殊水洗いクリーニングをしていきたいと思います。

手縫いの高級ブランドのCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツだからと言って、

基本的には変わらず、いつもと同じ作業をしていきます。

ただ”ちょっと丁寧になりますけどね!

まずは、カルテの作成から行います。

前丈、肩幅、袖丈、下袖丈、着丈、中胴半寸、ズボンウエスト、ズボン総丈、股下、ワタリ幅、膝幅、すそ幅、ダブル幅と各部の寸法を測りながら、ともに各部のシミや汚れ、傷やホツレなど無いか、しっかりと確認をしていきます。

次に型崩れ防止の為に仕付け糸を打っていきます。

やさしく、やさしく、イタリアの職人さんが丁寧に仕立ててくれたCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツを傷つけることが無いように打っていきます。

何も知らずに真似をして仕付け糸だけ打っても、何の効果もありませんから。

まあ~真似をしないでくださいね。

スーツを傷つけるだけですからね。

準備ができましたら、まずは前もって各部のシミ抜き処理をしていきます。

衿や袖口や身頃など汚れやシミがありましたら処理をしておきます。

その上でまずは、ドライクリーニング処理をしていきます。

ドライクリーニング溶剤の力を借りて、油性汚れを除去します。

乾燥は、ハンガー乾燥でやさしく乾燥していきます。

乾燥しましたら、水洗いクリーニングをおこないます。

職人の手による手洗いでイタリアブランドのCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツをやさしく水洗いクリーニング処理をします。

洗浄、すすぎ、トリートメントとしていきまして、やさしく脱水をします。

乾燥は、もちろんビッグハンガーに掛けて、やさしく自然乾燥をさせます。

そんな!何十万もするイタリアの高級ブランドのCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツを機械に掛けて、蒸気でブワーッーとなんて!

とてもじゃないけど!恐ろしくって!できません。

リングの貞子よりも恐ろしい事です!はい。。。。。

水洗いクリーニングを終えて、ビッグハンガーに掛けたCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツは、こんな感じになっています。

寸法とシルエットを手で修正しながら自然乾燥をしていきます。

乾燥しましたら、手仕上げによるアイロンプレスを行ないます。

重たい電蒸アイロンを使用して、コテ布を掛け、霧吹きを打ち、1,2,3,4と熱を伝えるようにアイロンプレスをしていきます。

地の目を気にして、熱可塑性を利用してシルエットを構築していきます。

追い込み、いせ込み、クセ取りとテーラード技術のアイロンテクニックを駆使して、1着の手縫いのスーツを仕上げていきます。

コツコツ、、コツコツ、1着に掛かるアイロンプレス時間は、おおよそ3時間30分ほどになり、

職人の心意気と意地の真剣勝負です!

一通りアイロンプレスが終わりましたら、人台に掛けて一晩様子を見ます。

そして、一晩置いた後Cesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツのシルエットをチェックします。

どこか?変な所は無いかな?っと、

そして、変に感じた箇所を再度アイロンプレスで修正していきます。

そして、また一晩様子を見ます。

そして、またCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のシルエットをチェックして、これなら何とか大丈夫と言う所で完成になります。

なんともとてつもなく手間暇がかかるものですが、手縫いの高級ブランドCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツとなると、

どう~しても、このくらいの手間は掛かってしまいます。

さて、水洗いクリーニングでヨレヨレになっていたイタリアブランドのCesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)のスーツもプロのアイロンプレスでこんな感じによみがえりました。

いいですね~!

何とも言えないラペルロールで!

色気と艶、何とも言えないあでやかさがありますよね!

でも!これで終わりではありません。

これでまた1日人台に掛けて、シルエットを落ち着かせて様子を見ます。

そして、部分的に変な箇所があれば、修正するようにアイロンプレスを施します。

朝出して夕方には出来上がり!とはいかない。。。。と~っても手の掛かるメンテナンス・クリーニングです。

まさに安さのクリーニングとは対極の、スーツの為のクリーニングです!

一般的なクリーニング屋さんのクリーニングと比べると、かなり高いクリーニング代になりますが、

お値段以上の価値のある本物のクリーニングが当店にはあります。

「Cesare Attolini(チェーザレ アットリーニ)などイタリアブランドのスーツがあるんだけど、どこのクリーニングに出したらいいのか」と、お悩みのあなた!

「オーダーの手縫いのスーツなんだけど、怖くてクリーニング店に出せないな?」と、お悩みのあなた!

「汗でゴワゴワしたスーツををクリーニングしたいんだけど、どこか?いいクリーニング屋さんって無いかしら?」と、お悩みのあなた!

当店には、お客様が安心してご利用できるプロのクリーニングがあります。

是非!お試し下さい!

お待ちしております。

問合せはメールにて→ cleaning-shimizu@po.across.or.jp

それでは、また・・・・