袋井のメンテナンス・クリーニングしみずです。
今日は、カシミヤのジャケットのアイロン仕上げの一部を教えちゃいましょう!
前身頃から背中、ラペル、上衿のアイロン仕上げをしていきます。
 
まずは、前身頃からアイロンを掛けていきます。
 
が!その前に、アイロンの基本的は掛け方をお教えします。
アイロンの温度は、素材によって変化しますので、
素材に合わせた温度にしてください。
まず、洋服をセットして、コテ布を掛けます。
そして、霧を打ち、アイロンを掛けます。
アイロンは歩くように掛けます。
ゴシゴシ、擦るように掛けてはいけません!
自分は、アイロンの重さを利用して、アイロンを掛けますので、
重たいアイロンを使ってアイロン仕上げをします。
力は、そんなに使っていません。
やさしくアイロンを掛けます。
アイロンの蒸気は、ほとんど使いません!
コテ布に打った霧の水分蒸気で十分です。

 
では、アイロンを掛けましょう!
今日は、身頃から背中、衿、ラペル部分のアイロン仕上げを紹介します。
まずは、前身頃からアイロンを掛けます。
下の写真のように、地の目が真っすぐになるようにジャケットをセットします。

そして、スソから上に向かって掛けていきます。
スソ、ポケット、胸ダーツと掛けます。
次に、そのまま前にずらして、セットします。
横から見ると、わかりやすのでこんな感じです。

また、スソからポケット、サイドベンツにアイロンを掛けます。
ウエストの絞りを壊さないように、アイロンを掛けます。
次に、ウエストから上部分を仕上ます。
そのままの状態から、下にずらしてセットします。
こんな感じです。

脇から胸にかけてボリュームが出るようにアイロン掛けします。
そして、前側にずらしてセットします。


 
ラペルは、基本的に裏から仕上げます。
表側は、軽く蒸気をサッと当てるくらいにします。
そうしたら、ラペルを返して、
上衿から3分の1くらいを押さえるようにアイロン仕上げをします。

 
これらの仕上げを左右両方、仕上げします。
あらら!、ちょっと失敗でした!
背中の部分を写真に撮るのを忘れました!
ヤイヤイです!
背中は、また後日お知らせしますね!
 
次に、上衿を押さえ込むためにセットします。

 
このデコボコが無くなる様に押さえ込みます。
こんな感じです。

 
ジャケット全体の中の一部の仕上げを紹介しましたが、完成すると、こんな感じです。

いかがですか?みなさんも、こんな感じでアイロンを掛けられたら、即採用です!
クリーニング屋さんデビュー出来るかもしれませんね!
ではまた!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、