袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、またまた汗抜き水洗いクリーニングです。
黒い絹のワンピースです。
絹は、色艶がきれいですし、肌触りもとっても良く、着心地の良い素材です。
しかし、欠点もあります。
絹は、摩擦にとても弱いのです!
絹を擦るとすぐに白っぽく毛羽立ってしまいます。
ワンピースなどですと、脇など汗で湿った状態で着用していると、腕を動かす摩擦によって、すぐに白っぽく毛羽立ってしまいます。
この毛羽立ちの修正は、色を掛けるしか方法がないのですが、
あまりに毛羽立ちがひどいと色を掛けても色が濃くなってしまい、逆に目立ってしまいます。
ですから、この絹の毛羽立ちの処理には限界があります。
ネクタイなどによく見られる症状ですので、「何か見る角度によって白っぽく見えるんだけど!」 と思ったことがあるかもしれません。
絹を水で濡らしてグリグリっと触るだけで、すぐに白っぽく毛羽立ってしまいますので、みなさん!注意してくださいね!
さて本題に戻って、黒い絹のワンピースの汗抜き水洗いクリーニングをしていきましょう。
まずは、いつものように寸法を測っておきます。
そしてシミや状態をチェック!
確かに、脇が汗で白く輪だっていますし、少し毛羽立っています。
こんな感じです。
それでは処理していきましょう!
まず脇の汗を部分処理していきます。
いきなり水洗いをしていくのではなく、まずは部分的にしみ抜き処理をしておきます。
そして、ドライクリーニングで油性汚れを除去します。
ハンガー乾燥で熱乾燥をして、水洗いをしていきます。
手でやさしく水洗いをしていきます。
洗い、すすぎ、糊付けをして、やさしく脱水します。
寸法をチェックして、手で修正し、形を手で整えて、一晩自然乾燥させます。
乾燥しましたら、水洗いした黒い絹のワンピースに電蒸アイロンでテーラードプレスを施していきます。
が、まずは寸法を測って縮みをチェックします。
GOOD! 問題ありませんね!
それでは、アイロン仕上げをしていきます。
この手のパーティドレスなどの仕上は、細かい部分から仕上げていくのが基本になります。
まずは、胸のヒダの部分にアイロン仕上げをします。
ベチャと潰して押さえないように、ふわっと滑らかにシルエットが出るようにアイロンプレスします。
胸、脇、肩、背中、腰と一部分、一部分シルエットを作り出すようにアイロンプレスしていきます。
最後にスカート全体からスソに掛けて仕上げていきます。
こんな感じになりました。
汗も取れ、きれいにシルエットも出て、美しく仕上がりました。
絹の黒は、テカリやアタリが出易いので注意が必要ですが、
アタリ、テカリも無くきれいに仕上がりました。(まあ~コツがあるんですがね! 秘密です!)
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
ウール毛布やカシミヤ毛布、それにアルパカ毛布など、
獣毛を使用した寝具類をクリーニング店に出すと、「ど~も、スッキリしない!」
「何か、逆にベトベトしたり、ガサガサしたりしてしまった!」
な~んて事は、ありませんか?
一般的に通常クリーニング店に獣毛を使用したウール毛布やカシミヤ毛布などを出すと、
ドライクリーニングでの処理だけになってしまう為、
どうしてもガサガサしたり、ベトベトしたりして、独特のしっとり感などが無くなってしまいます。
これらを解決するには、どうすればよいか?
答えは、水洗いをすれば良いのです!
「え~!ウール毛布やカシミヤ毛布を水洗い!だって!」
「そんな事をしたら、縮んでダメになってしまうじゃないですか!」
「それこそ、フェルト化してゴワゴワ、ガサガサになってしまいますよ!」
そんな声が聞こえてきそうですが、
そう!普通に水洗いすれば、確実に縮んでフェルト化してしまいます。
ただの水洗いではなく、当店の水洗いクリーニングでないといけないのです!
当店の水洗いクリーニングでしたら大丈夫!ご安心ください!
今日もアルパカ毛布を水洗いクリーニングしましたが、縮みも無く、ガサつきもなく、きれいに!すっきり!水洗いクリーニングができました。
洗い方、乾燥方法、仕上方などの細かい事は、ひ・み・つ・です!
企業秘密、よ~ん!
同業者のみなさん!ご自分で考えてみてください。
一言、言っておくとしたら、ただ水洗いして乾燥しただけでは、まるでダメですよ!
3つ4ついろいろと、お手入れしてあげないといけません!
がんばって、考えてみてください。
どうですか、みなさん!水洗いクリーニングでスッキリ!しっとり!滑らか!になった毛布の肌触りを楽しんでみては!
「え~!こんなに気持ち良いの!」 と感じる事が出来ますよ!
是非!お試しください!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
昨日に続いて今日も英国屋さんのオーダースーツをお手入れです。
当店のデラックスコースでのお手入れで、しっかり、きれいにクリーニングしていきます。
いつものように厚手の弾力ネットに入れて、やさしくドライクリーニングをしていきます。
脱液後、肉厚ハンガーに掛けてハンガー熱乾燥をします。
熱乾燥後、一晩自然乾燥をさせてからアイロンプレスをしていきます。
電蒸アイロンを使用して手でアイロンプレスを施します。
いせ込み、追い込みながらテーラードプレスを駆使してシルエットを成形していきます。
完成するとこんな感じです。
いや~しかしオーダースーツ4着連続でアイロンプレスしますと、ちょっと疲れますね。
さすがに「英国屋」さんのオーダースーツともなると気を使いますし、
正直、生地もとても良い生地を使用してスーツを仕立てていますので、
気の使いようが違ってきます。
当店のアイロンプレスは、大手さんや一般のクリーニング店さんがやっているアイロンプレスの方法とは、
大分プレス方法が違っていますので、さすがに疲れます。
大手さんや一般のクリーニング店さんでは、コテ布などは滅多に使用しませんし(ほとんど直ゴテ)、
霧を打って熱でプレス!な~んてアイロンプレスは、まずやりません!
ほとんどの大手クリーニングや一般クリーニング店さんは、蒸気アイロンを使って、
ブワーと沢山の蒸気を洋服に掛ける様にアイロン仕上げをしています。
そう!プレスという言葉のようには、アイロン仕上げをしていないのが現状です。
ですから、何処と無く、だら~とした仕上りになってしまうんですね。残念!
そんないい加減なアイロンプレスは、もう沢山!なんて思っているあなた!
是非!当店をご利用ください!
きっとご満足いただける洋服に出会えると思います。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
結構、汗と皮脂で汚れたビジネススーツが持ち込まれまして、
「ちょっと高くなるけど、汗と汚れを取って、すっきり!させませんか?」 と提案した所、
「まだ、がんばって着てもらわないといけないから、お願いするわ!」と快諾して頂きました。
ちょっと、ズボンは、汚れが酷いので写真は辞めておきますが、上着は、こんな感じです。
毛68%ポリエステル32%の混紡スーツです。
全体に汗と皮脂で汚れていまして、特に首周り、袖口、腰ポケット口が汗と皮脂で黄ばんでいます。
まずは、いつも通りに寸法を測って採寸しておきます。
次に、ポケットの掃除ですが、良く見てみると「雨ふた」が汗と皮脂でグッチョリ黄ばんでいます。
やいやいです、これだと雨ふたを中に入れて、仕付けを打てないので、表に出して仕付け糸を打っていきます。
仕付け糸が打てた所で、処理していきましょう。
まずは、油性汚れの処理からです。
皮脂で汚れた部分に油性のシミ抜き剤をたっぷり付けて、馴染むまで少し置いておきます。
ちょっと脱線しますが、油性のシミ抜き剤って、いくらすると思います!
まあ、値段はいろいろですが、当店が使用している油性のシミ抜き剤は、100グラム=¥430くらいです。
赤いインク専用の油性シミ抜き剤などですと、100グラム=¥5000ほどする物もあり、みなさんが考えているよりもコストがかさんで大変です!
今回のような油性汚れの処理ですと、簡単に100グラムくらい使ってしまうので、赤字にならないように注意して、油性汚れを処理していきます。
ケチってシミ抜き処理をしてもきれいになりませんから、中々難しい加減が必要です!
油性汚れの部分しみ抜き処理が終わりましたら、そのままドライクリーニングをしていきます。
今回のような汚れ落としの場合、15分くらいドライ溶剤で洗浄していきます。
ドライ洗浄が終わったら、ハンガー乾燥で熱乾燥させます。
乾燥しましたら次に、水溶性のシミ抜き処理をしていきます。
水洗いをする前に、汚れが酷い部分や漂白処理しないときれいにならない部分などを予め部分シミ抜きしておきます。
水溶性のシミ抜きと漂白シミ抜き処理が終わりましたら、水洗いに移ります。
上着を厚手の弾力ネットに入れてやさしく手で水洗いをしていきます。
汗が酷いので、水温を40度に設定して手洗いをしていきます。
透明な水が段々黄色になっていきます。
水がきれいな透明になるまで何回かすすぎ、排水、やさしく脱水を繰り返します。
その後、糊付けをして、排水、やさしく脱水をします。
機械から取り出して、まず寸法を測ります。
思ったとおり1センチほど縮んでいますので、手で伸ばしながら、シルエットも整えていきます。
一皮剥けた様にきれいになりました!
このまま、一晩自然乾燥をさせて、その後アイロンプレスをしていきます。
乾燥しましたら、水洗いをしたビジネススーツにハンドアイロンでテーラードプレスを施していきますね。
まずは、寸法の確認です!
縮んでいるかチェックします。
「うん!大丈夫!」ですね。
それでは、電蒸アイロンでテーラードプレスをしていきます。
細かく説明しますと、大変面倒ですので、大雑把にザラット説明します。
最近では、まず最初にアームホールから仕上げていきます。
垂れ綿をきれいに伸ばしながら、アイロンを当てていきます。
次に、肩パットを裏から仕上ていきます。
前肩を壊さないように注意してアイロンプレスしていきます。
そうしたら表に返して、肩パットの表地を仕上ます。
次に、袖の上部分を仕上げていきます。
袖の上部分が仕上がりましたら、胸芯地の仕上に移ります。
身頃を裏にして、裏地側から胸のボリュームが出るように仕上げていきます。
そのまま脇に移って、背中の肩甲骨のボリュームが出るようにアイロンプレスをして仕上ます。
上衿を裏地側から首周り量が出るように仕上げていきます。
そうしたら表に返して表地の仕上げに移ります。
前身頃を真っすぐセットして仕上げていきます。
シルエットがきれいに出るように、地の目を意識してアイロンプレスしていきます。
身頃から脇、背中、胸とぐるっと廻るようにアイロンプレスしていきます。
身頃が終わったら、袖を仕上げていきます。
袖に線が付かないように、薄くなるように仕上ていきます。
最後に衿ラペルをアイロンプレスしていきます。
裏から伸ばしすぎないようにアイロンプレスをします。
表側は、さっとアイロンを掛けます。
ラペルを返して、衿の3分の1くらいを押さえるようにアイロンで押さえます。
最後に上衿を押さえ込んで、出来上がりです。
人台にセットして修正箇所がないかチェックします。
修正があれば修正します。
まあ、ざっと書きましたが、細かい注意点は、山のようにありますので、
細かい注意点は、ご自分の目で確認できるようになってください。
いたれり、つくせりは、書込みしませんので。
今回、ビジネススーツの汗抜き水洗いクリーニングをしたのですが、
やはりこの手のスーツは、落ち着く所に落ち着くようになっていますね!
なまじ、かっこよくしてあげよう! とプレスをしても、どうも落ち着きませんね!
落ち着く所にプレスしてあげると、こんな感じになりました。
汗や皮脂が抜け、サッパリ!スッキリ!爽快!になりました!
暑くて、ジトジトした季節ですが、汗、皮脂を退治して、スッキリ!爽快!にしましょう!
きれいで!しゃきっとしたスーツで仕事に行きませんか!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
東京銀座の「英国屋」さんのオーダースーツのお仕事が入りまして、
何となくいつも「何でだろう?」と思っていることを書込みしますね。
浜松だと「遠鉄百貨店」さんの紳士服売り場に入っていますが、
銀座「英国屋」さんという高級注文紳士服店があります。
スーツ好きな方には、有名な注文紳士服店であります。
こんなタグです。
その英国屋さんのオーダースーツなのですが、
いつもちょっと不思議に思っていることがあります。
よく有名なブランド生地などを使用してオーダースーツを仕立てたりすると、
スーツを作ったお店とブランド生地のタグを別々に洋服に付けます。
例えば「ポールスミス」のスーツなどでも、
スーツメーカーの「ポールスミス」のタグと生地ブランドの「ロロ・ピアーナ」のタグと言った具合に、
仕立てメーカーと生地ブランドの2枚のタグをスーツの裏に付けて、購買者の優越感を満足させているのですが、
この英国屋さんは、自分のタグだけ付けて、生地ブランドのタグをつけません。
これがよくわからないんですよね~?
よほど英国屋さんで服を仕立てること事態にブランド力が有ると考えているのか、
よほど自信と誇りがあるのか、まずブランドタグを付けません。
(結構有名なテーラーさんたちのオーダースーツは、そのような傾向にあるようです。)
かろうじて生地ブランドの情報がズボンのすそに付いているだけで、他は全くありません。
なんでだろう~?と思ってしまいます。
ズボンのすそはこんな感じです。
お金の無い庶民的な考えだと、ブランドタグをつけた方が顧客満足度が得られると考えてしまうのですが、
本当にお金を持っている方は、違うのでしょうかね。
もしかしたら、ブランドタグを付けると、いちいちやっかみや冷やかしがあるので、
あえて付けないほうが良いと考えているのでしょうかね~
ん~ん、不思議ですね~わかりません。
まあ確かに「パッと見ただけでも一般的なスーツとは比較にならないくらい出来上がりが良いですから」、問題ないんですかね。
まあ疑問に思っているのは、そのくらいにしてお仕事お仕事です。
今回の英国屋さんのシルク混紡のオ-ダースーツは、ドライクリーニングでのデラックスコース処理になります。
いつもの様に、やさしくドライ洗浄をしてハンガー乾燥による熱乾燥をしてから一晩自然乾燥をさせ、
電蒸アイロンを使用して手でテーラードプレスをして仕上げていきます。
蒸気の使用を少なくして、熱と霧打ちをメインにしてアイロンプレスをしていきます。
(蒸気を沢山使用してアイロンプレスをしますと、スーツが湿気でブクブクになってしまいます)
良い生地を使用したスーツになればなるほど、熱と霧打ちによるハンドアイロンでの仕上げになります。
そんなこんなで仕上たスーツです。
さすがに仕立てが良いので、きれいにラインが出てシルエットが美しいですね。
明日もお仕事お仕事です。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
この暑いジトジトした時期に着用した綿や麻の衣類は、特に水洗いで汗、皮脂汚れをさっぱり落として、
スッキリ!爽快!にしたいものですよね~。
そんな綿や麻の衣類の中から、今日は、濃紺の麻ジャケットを水洗いクリーニングしていきますね。
今回は、半裏仕立ての麻ジャケットということで、仕付け糸を打ちませんでしたが、
ポケットとボタンホールは、仕付け糸を打った方が仕上やすいと思います。
まずは、いつものように、寸法を簡単に採寸して、シミ、汚れ、傷など一通りチェックします。
そして、ドライクリーニングをして油性汚れを除去していきます。
ハンガー乾燥でやさしく熱乾燥して、次に水洗いをしていきます。
水洗いは、手でやさしく水洗いをしていきます。
中性洗剤に防縮剤を入れ、水洗いし、すすぎ、糊付けと作業して、やさしく脱水します。
乾燥の前に寸法をチェックします。
縮みとシルエットを手で修正して、ハンガー乾燥で一晩自然乾燥させます。
乾燥前のジャケットです。
熱乾燥でも良いのですが、洗ったのが、昨日の夜でしたので、せっかくですから一晩自然乾燥させました。一応、アクアスキュータムの麻ジャケットですから。
乾いたら、再度寸法をチェックして、縮みの具合を確認しておきます。
上の写真を見て、分かる方がいるかもしれませんが、結構くたびれていますので、
それらのクタビレ部分も、電蒸アイロンを使用してテーラードプレスで修正していきます。
アイロンの仕方や手順は、書くのに大変な手間ですし、企業秘密も沢山ありますので、今回は、省かせていただきます。(タダ単に面倒くさいだけ!)
一般にアイロン掛けと言うと、シワを伸ばす事だけを皆さん考えますが、プロの中のプロは、そうではありません!
寸法を修正し、ふくらみやクボミを形成し、いせ込み、追い込んで、洋服の持っているシルエットを創造してあげるのが、「テーラードプレス」! 本当のアイロン掛けなのです!
今回のジャケットは、デラックスコースでのご依頼でしたので、あまりねちっこくプレスをしていられないのですが、
いかんせん!ジャケットのクタビレが大きいので、部分プレスをしていると、ついつい「もうちょっと!こう!修正!修正!」とプレスしてしまいます。
そんな感じでプレスして完成したのが、こちらになります。
きれいにシルエットが修正されました!
「ん~!私のジャケットも!」というあなた!
是非一度!お試しあれ!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは、また・・・
お客様が「保管していたら、黄茶色のシミが出てきてしまった!」 と衣類が持ち込まれました。
「何とかなるかしら?」と心配顔でご来店されました。
どれどれと衣類を見てみると、こんな感じです。
衿や前身頃、背中や袖にポツポツと、黄茶色のシミが出てきています。
組成表を見てみると「トリアセテート75%、ポリエステル25%」となっています。
正直、トリアセテート75%は、あまりうれしくありませんが、
「分かりました! やってみましょう!」 と上着をお預かりしました。
みなさんからすると、ポリエステルだろうがレーヨンだろうが、シミ抜きには、あまり関係ないと思っているかもしれませんが、
やはり生地の種類、染色によって、シミ抜きし易い衣類としみ抜きしにくい衣類があります。
そんな中、レーヨンやアセテート、トリアセテートなどは、しみ抜きしにくい生地に入ってきます。
ですので注意してシミ抜きしていきましょう。
いろいろ薬品名や処理方法を説明しても、一般の皆様にはチンプンカンプンでしょうから、
あえて細かく説明しません。
このシミは、私の何十万と処理してきたしみ抜き経験から、まず超音波しみ抜き機で水処理します。
その後、石鹸処理して、その後、やさしく酸化漂白していきます。
漂白は、色が抜けないように弱い漂白剤でやさしく漂白していきます。
その後、全体をやさしく手で水洗いしてハンガー乾燥させますね。
乾燥後にハンドアイロンでやさしくプレスして完成です!
シミも取れ、全体にスッキリしてきれいになりました。
こんな感じです。
これで安心して、お出かけできますね!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
水洗いした夏用の長襦袢が、気持ちよさそう~に風にゆられて~います。
夏用の長襦袢といえば、麻や綿などが多く、汗をよく吸収して肌触りが良くなるような生地を使用されています。
そんな生地を使用した長襦袢は、やはり水洗いをしてサッパリさせたいですよね!
でも、みなさんのお近くのクリーニング店では、どおですか?水洗いされていますか?
ドライクリーニングだけの「汗抜きクリーニング」処理とか言って、終わっていませんか?
それでは、さっぱり!スッキリ! しませんよね。
やはり水洗いしないとダメですよね!
長襦袢などの和服着物などは、まず間違いなく衿にファンデーションが付いていますので、
ドライクリーニングで、衿、袖口、スソ周りの油性汚れを取り除きます。
その上で水洗いしていきます。
40度の温水でやさしく、やさしく、白くなるように水洗いしていきます。
やさしく脱水をして、自然乾燥させます。
この状態で自然乾燥させて、その後、電蒸アイロンで手仕上げをしていきます。
水洗いして、「サッパリ!スッキリ!爽快な感じで、気持ちい~い!」 と長襦袢が言っているように見えますね!
暑くて、ジトジト、そんな嫌な気分を スッキリ!爽快!にしましょう。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
「新品のバックをタンスに閉まっておいたら、カビが生えて真っ白になってしまったんです!」 とお客様がバックをお持込になりまして、
「どれどれ?」とバックを見てみると、
「う~ん、確かにカビていますね~」こんな状態です。
「3千円くらい掛かるけど、いいですか?」とお客様に聞くと
「お願いします!」と言うことですので、バックをお預かりしました。
カビのしみ抜きというと、表面のカビは簡単に取れるのですが、根っこの部分を除菌するのが、中々大変なしみ抜きになります。
しかし、当店特製の革専用カビ取り剤を使用して、カビの根っこをやっつけて!しみ抜き処理をしていきますので、革製品のカビの場合、普通の洋服よりも結構きれいにカビを取る事ができます。
それでは、処理していきましょう。
当店特製の革専用カビ取り剤を使用して、バックを処理します。
どんなカビ取り剤かは、ひ・み・つ です!
ハンガー乾燥で熱乾燥し、光触媒で除菌加工します。
2.3日自然乾燥させて、オイルコーティングで保湿をして、また自然乾燥させます。
乾燥後、布で磨いて完成になります。
こんな感じです。
カビも取れ、程よい艶が出て、良い感じになりました。
「カビが生えてしまった!」とお困りのあなた!
一度、お試しあれ!
とは言え、カビが生えないに越した事は無いのですから
タンスや箱に入れっぱなしにせず、年に何回か取り出して、お手入れしてあげましょう
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
革ジャケットのクリーニングについて書込みしていきますね。
「何で、革のクリーニング代って高いの?」 と思っている方が多いと思います。
これは、まず第一に、まとめてクリーニング処理することができないからです。
革製品や和服着物などのクリーニングは、必ず単品でのクリーニング処理になりますし、
普通のクリーニングとは違い、特殊な専門知識が必要になります。
その為に、クリーニング代が高いのです。
「もし、安いクリーニング店のやり方で革や和服着物を処理したら、どうなるの?安く・早くできないの?」とそんな声が聞こえてきそうですが、
答えは、普通の衣類と同じ様に、安いクリーニング店のやり方で、革や着物をクリーニングしたら、
まず100%弁償ですね!断言できます!
もう、後かたなくボロボロになってしまいます。
ですから、安いクリーニング店のやり方では、処理できないのです。
さ~て、話を戻して、本日は、革ジャケットのクリーニングでしたね。
今日、クリーニングするのは、こんな感じの革ジャケットです。
白い革ジャケットで、おしゃれな、感じのいい!ジャケットです。
ただやはり、色が白ですので、汚れが結構!目立ちます。
袖口や、所々にボールペンのシミが付いています。
これらの汚れやシミを出来る範囲で処理していきます。
そうそう、私は、革のクリーニングで色を修正して処理するやり方は、あまりお勧めしません。
今回のジャケットなどでもそうですが、袖口汚れは、汚れと摩擦によるスレが混ざっていて、
たとえ汚れを取ってきれいにしても、スレによるキズは、残ってしまいます。
そんな時、同じ様な色を吹付けて、色修正する方法があるのですが、
正直、何年かすると、色が違ってきてしまいます。
一般的な洋服なら良いのですが、やはり革製品になると、色の違いが結構目立ちます。
例えその時、同じ色になったとしても、色の劣化速度が違いますので、時間と共に色の違いが浮き出てきます。
これは、なんともしがたい事実ですので、私は、革製品の色修正は、お勧めしません。
まあ!それに、スレによるキズ汚れも革製品には、良い味だと思いますしね!
それでは、処理していきましょう。
まずは、部分的に汚れやシミを処理していきます。
袖口、ボールペンのシミ、その他のシミなど別々にコツコツ、シミ抜き処理をしていきます。
その後、石油系のドライクリーニングで処理します。
乾燥は、ハンガー乾燥で熱乾燥した後、自然乾燥しておきます。
ここからが、よそと当店との違いですが、
当店では、水溶性の汚れを処理する、フェイク水洗いで革の水溶性汚れを除去します。
細かいことは、企業秘密ですので、ひ・み・つ です!
その後、一晩自然乾燥させた後、アイロンによる熱プレスを施します。
アイロンプレスをしてシルエットを整えたら、次にオイルを十分与えて、保湿させます。
革製品のお手入れの基本は、このオイルによる保湿ですので、例えクリーニングしなくても、ご家庭でオイルを与えて、保湿しましょう!
オイルを与えたら、2.3日自然乾燥させて余分なオイルを乾燥させて完成です。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、