袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、先日宅配便で送られてきました、アンゴラ・ウールコートの虫食い修理について書込みしますね!
メールでは、3.4箇所の虫食いとあったのですが、
実際に送られてきましたアンゴラ・ウールコートの虫食い箇所は、
な!な!なんと大小合わせて43箇所!ありました。
まあ、ほとんどのお客様がそうなんですが、
大きな虫食い跡がありますと、必ずその他にも沢山の虫食い箇所があります。
20.30の虫食い跡は、当たり前でして、
今回の43箇所も、それほどビックリする数字ではありませんで、
まあ、普通と言えば、普通の虫食い跡の修理になります。
アンゴラ・ウールコートの虫食い跡はというと、大きな虫食い跡ですが、こんな感じになっています。
まあ、よくある虫食い跡です。
しかし、嫌ですよね~
タンスからコートを出してみたら、「あ~!やられた!」って感じで、頭にきますよね~!
今回も、いつものようにコツコツ虫食い修理をして、
いつものようにコツコツ虫食い跡を直していきます。
虫食い跡を修理して、毛並みを整えて、アイロンプレスを施しまして、アタリを消すと、
あ~ら!ビックリ!
こんんなにきれいになりました。
ん~!良いですね!
バッチリ!です。
いい~感じになりました。
もしかして、みなさん、虫食い修理って簡単に直ると思っているかもしれませんが、
結構!地味~な作業の連続で、
コツコツ、コツコツ地道に虫食い修理作業をして、
コツコツ、コツコツ地道に毛並みを整えて、
コツコツ、コツコツ地道にアイロンプレス作業をして、
コツコツ、コツコツ地道にアタリを消す作業をして、
完成~!って思っても、もう一度入念にチェックをして、
再度、虫食い修理をして、ようやく完成になります。
中々どうして、結構面倒くさい作業です。
しかし、一つ一つの作業を面倒くさがらずに、コツコツ地道にやっていくと、
とってもきれいなコートに生まれ変わります。
コートの表面を舐めるように食べられてしまった虫食い跡がありましたら、
是非!お試し下さい。
お待ちしております。
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、銀座「英国屋」さんの絹(シルク)オーダージャケットを、
水洗いクリーニングでメンテナンスしていきたいと思います。
銀座「英国屋」さんと言えば、みなさんご存知、こんなタグです。
有名な英国屋さんで仕立てたオーダージャケットを水洗いクリーニングでメンテナンスしていくんですが、
今回は、いつにもまして、生地が絹(シルク)のジャケットですからね~
細心の注意を払って、丁寧に、やさしくメンテナンス・クリーニングしていきます。
まずは、いつものようにカルテの作成からおこないます。
ジャケットの状態やシミ、汚れ、キズなど無いか細かくチェックしていきまして、
次に各部の寸法を測っておきます。
前丈、着丈、肩幅、袖丈、下袖丈、中胴半寸と右と左、両方採寸しておきます。
次に型崩れを防止する為の仕付け糸を打っていきます。
ボタンホール、腰ポケット、胸ポケット、胸ダーツ、脇ダーツ、肩パット、垂れ綿、袖縫い代と
シルエットが崩れないように注意して、やさしく、やさしく仕付け糸を打っていきます。
準備ができましたら、まずは前処理をしてシミや汚れを処理しておきます。
その上でまずは、ドライクリーニング処理をおこないます。
厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしくドライクリーニングをおこないます。
乾燥は、ハンガー乾燥でやさしく熱乾燥していきます。
乾燥しましたら、いよいよ水洗いクリーニングです。
ここでも厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしく水洗いをしていきます。
もちろん!手でやさしく水洗いクリーニングをおこないます。
何と言っても、絹(シルク)ですからね!絹(シルク)!
しかも!オーダーのジャケットですから!
そんな、機械任せにはできません!
私の手で確かめながら、やさしく、やさしく手洗いの水洗いクリーニングをしていきます。
乾燥は、松田塾ご用達のビッグハンガーに掛けて、寸法とシルエットを修正しながら乾燥させていきます。
もちろん!自然乾燥で一晩乾燥させます。
こんな感じになります。
まあ、水で洗いました!って感じになっていますが、
大きな寸法狂いも無く、大きなシルエットの崩れも無く、この状態で自然乾燥させておきます。
水洗いクリーニングしました絹(シルク)のオーダージャケットは、こんな感じに乾燥しています。
まあ、まあ、きれいに乾燥していますが、これではダメですので、しっかりとアイロンプレスで仕上ていきますね。
が!まずは、寸法の確認をして状態をチェックします。
「うん!」大丈夫ですね。
それでは、アイロンプレスをしていきましょう!
いつものように、重たい電蒸アイロンにコテ布、霧吹き、各仕上げ馬を用意しまして準備OKです。
裏地側から芯地を仕上るようにアイロンでプレスしていきまして、
胸のボリューム、脇の処理、上衿の処理、アームホールの処理、肩パットの処理と
芯地や付属品を、きれいなシルエットが出るようにアイロンプレスを施します。
その上で表地のアイロンプレスに移っていきます。
表地も肩パットからアームホール、袖、上衿、身頃、脇、背中、ラペルと
寸法とシルエットを確認しながら、地の目を整えるようにアイロンでプレスしていくのですが、
今回は、生地が絹(シルク)と言うこともあって、
どう~も?イマイチ?しっくりといきません?
芯地との収まりが悪く、あれやこれやと、いろいろなプレス方法でアイロン仕上げをしていきまして、
どうにか、こうにか完成です。
いや~!今回は難しかったですね~
まあ、何とかなりましたが、「そこいらのクリーニング屋さんじゃ、とても無理だろうな~」と思いました。
アップで見てみましても、
ん~!いい感じですね~!
とても水洗いクリーニングをしたようには、見えませんよね~!
GOOD!です。
しかし、水洗いクリーニングしていると、いつも思うのですけど、
スーツを機械で水洗いしている、同業のクリーニング屋さんもいるんですけど、
よく?機械任せでお客様の大切な洋服を水洗いできるな~? と、ある意味感心してしまいます。
私から見ると、何かものすご~いギャンブルをしているようにしか見えず、
とっても怖~い、恐ろしい感じがします。
「ひぇ~~」って感じなんですね
まあ、ギャンブルは、怖い物知らずのクリーニング屋さんに任せて、
私は、安全確実にやさしい水洗いクリーニングをしていきます。
博打の才能もありませんからね~
洋服第一主義のやさしいクリーニング屋さんを、みなさん、よろしくお願いします。
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、今日はこの辺で、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、アンゴラコートの虫食い修理です。
毛皮ファー付きのアンゴラコートが持ち込まれまして、
見てみますと、あっちこっち表面の毛部分だけを虫に食われてしまっています。
こんな感じです。
いつもの事ですけど、嫌ですよね~
まったく!毛が柔らかい物の良いコートから虫に食われてしまいますよね!
まあ、虫に文句を言っても仕方がありませんから、
お仕事!お仕事!です。
いつものように、虫からの安全を確保する作業からおこないます。
まずは、ドライクリーニングからおこないます。
そして、防虫加工を施しまして、
熱によるハンガー乾燥で乾燥させます。
これでひとまず虫からの安全を確保しましたので、
ここから虫食い跡の修理を行ないます。
いつものようにコツコツ、コツコツ虫食い修理をしていきます。
コツコツ、コツコツ虫食い修理が終わりましたら、次にアイロンでプレスをしていきます。
毛並みを整え、コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、
重たい電蒸アイロンを使って、熱を伝えるようにアイロンプレスをしていきます。
こちらの作業も、コツコツ、コツコツ、アイロンプレスをしていきます。
アイロンプレスが終わりましたら、虫食い跡を再度チェックします。
目残しの虫食い跡があったりしますので、よ~くチェックしていきます。
目残しの虫食い跡を直しましたら、アタリやテカリを消して、毛並みを整えて完成になります。
先ほどの表面の毛を食べられた虫食い跡は、こんな感じになりました。
ん~!良い感じで直っていますね~!
GOOD!ですね。
全体の感じもこんな感じで
お洒落でシックなアンゴラコートが出来上がりました!
こんなお洒落なコートで町を颯爽と歩きたいものですね!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
「タンスに入れておいたら、こんな風になっちゃって」
「きれいになるかしら?」 とお客様が来店されました。
「どれどれ?」 と見てみますと、スカートに赤茶色のシミがいくつか付いています。
こんな感じのシミです。
上着もあるんですけど、あまりに汚れがひどいので、見せるのはちょっと止めておきますね。
きっと、何回か着用したままタンスに入れておいたんでしょうね。
お茶のシミは、シミが付いた時は透明で、パッパッと手で払えば見えなくなってしまうので、
何となくシミが付いていないように見えますが、
時間が経過しますと、お茶の中のタンニンが変色して茶色のシミになってきます。
このような状態になってしまいますと、
水で洗ったくらいでは、ビクともしませんで、素人さんの手には取れないシミになってしまいます。
まあ、簡単に言いますと、漂白をしないと取れないシミになっています。
簡単に漂白と言いましても、いろいろな漂白剤がありまして、
気楽に「ハイターにでも浸ければ取れるでしょ!」なんて考えていたら、大怪我をしてしまいます。
もお!服がボロボロ!何て事にならないように、専門のプロのクリーニング屋さんにお任せするようにしましょう!
今回の服も、生地にレーヨンが使用してありまして、
このレーヨンが中々厄介な生地でして、
非~常に簡単に色がぬけてしまうんですね。
ですから、レーヨン素材に漂白剤を使用する時は、結構、神経を使いまして、
漂白剤の選択から温度、時間、濃度などなど、
沢山の経験値から最適な物を選び出して染み抜き漂白処理をしていきます。
一通り染み抜き処理をしまして、洗浄、乾燥、アイロンプレスと施しますと、完成!です。
赤茶色のシミの部分もこんな感じで、きれいになりました。
良い感じで、きれいになりました!
汚れが酷くって、見せられない上着もきれいになりまして、
これなら、お客様も大喜び!だと思います。
よかった!よかった!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、今日はこの辺で、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、イタリアのトップブランド BRIONI(ブリオーニ)のスーツを水洗いクリーニングできれいにケア・メンテナンスしていきます。
BRIONI(ブリオーニ)といえば、スーツが好きな人には憧れのブランドでありまして、
映画007シリーズに採用されたり、VIPの方々ご用達の手縫いスーツ最高級ブランドであります。
通常ですとスーツで50万円くらいからのお値段で、と~ってもお高いお値段なんですが、
今回お預かりいたしましたBRIONI(ブリオーニ)のスーツは、ネームタグが赤い文字のBRIONI(ブリオーニ)でして、
お値段がお手ごろな価格帯に設定してあるBRIONI(ブリオーニ)のスーツかと思います。
こんなタグです。
今年の夏は、と~っても暑かったので、たっぷりと汗をかいていますから、
ドライクリーニングと水洗いクリーニングできれい!さっぱり!とメンテナンスしていきますね!
いつものようにカルテの作成をして、BRIONI(ブリオーニ)のスーツの状態をチェックします。
各部の寸法、シミや汚れ、傷やホツレ、ホコリの状態などなど細かくチェックしまして、カルテを作成します。
カルテを作成しましたら、次に型崩れ防止の為の仕付け糸を打っていきます。
通常のクリーニング店ではおこなわないブランドスーツの水洗いクリーニングをするんですから、
シルエットが壊れないように仕付け糸でしっかりとガードしておきます。
コツコツ、コツコツ仕付け糸が縫えましたら、染み抜きや汚れの部分を前処理しておきます。
タダ単に機械に入れてスイッチON!では、とんと、きれいになりませんから、
シミや汚れの部分を前もって処理しておきます。
その上でまずはドライクリーニングからおこないます。
厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしくドライクリーニングで油性汚れを処理していきます。
乾燥は、ハンガーに掛けた状態でやさしく熱乾燥していきます。
乾燥しましたら、次はいよいよ水洗いクリーニングです。
お値打ちタイプのBRIONI(ブリオーニ)といっても、BRIONI(ブリオーニ)には変わりありませんから、
皆さんが考えている「洗濯機に入れて、スイッチON!」てな感じにはいきません!
細心の注意を払い!丁寧に!丁寧に!手洗いで水洗いクリーニングをしていきます。
何だ!カンダ!言っても、人の手には勝てませんから、
自分の目と手に伝わる感覚を信頼して水洗いクリーニングをしていきます。
やさしく!やさしく!水洗いクリーニングをして、汗や皮脂の汚れを洗い流していきます。
洗浄、すすぎ、糊付けトリートメント処理をしまして、やさしく脱水をします。
脱水後は、松田塾ご用達のビッグハンガーに掛けてシルエットと寸法を修正していきます。
後はこのままゆっくりと一晩自然乾燥させておきます。
水洗いクリーニングをして一晩自然乾燥させたBRIONI(ブリオーニ)のスーツです。
良い感じに乾いていますね。
とは言っても、このままでは納めることができませんから、電蒸アイロンでしっかりプレスしてシルエットを成形していきたいと思います。
が、まずは寸法の確認をおこないます。
状態を把握しておかないとシルエットを蘇らせることができませんから、
スーツの寸法をチェックします。
うん!大丈夫ですね。
それではアイロンでプレスをしていきましょう。
って、まずは仕付け糸を外しておかないとね!
腰ポケットとボタンホールの仕付け糸は残しておいて、他の部分の仕付け糸は取り外します。
これで準備OK!
それではアイロンプレスをしていきます。
いつものように♪コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、重たい電蒸アイロンで熱を伝えるように、ゆっくりとプレスしていきます。
裏から胸の芯地、肩パット、アームホールに垂れ綿、上衿、袖、身頃、背中、ラペルと
鉄馬や仕上げ馬を使って、コツコツ、コツコツ、アイロンプレスをしていきます。
スーツ上下で2時間30分!真剣勝負のテーラードプレスです。
昔は、4時間強掛かりましたから、大変な進歩ですけど、
さすがに疲れます。
肉体的疲れるというよりも、精神的にと~っても疲れますね~!
このメンテナンス・コースのテーラードプレスは、本当に細かい!ミリ単位でのアイロンプレスを施しますから、
タフな集中力を必要とします。
テーラードプレスを簡単に考えている同業者のクリーニング屋さんいるようでしたら、
まあ、この世界に踏み込まない方が身の為だと思いますね~。
すぐに挫折してしまいますから! 残念!
さて、そんなこんなでアイロンプレスをして、アタリやテカリをチェツクして完成になります。
3つボタン段返りのきれいなラペルロールです。
良い感じにできました!
夏の汗!をスッキリとって、来年に備えましょう!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、イタリアのブランドBELVEST(ベルベスト)のブランドスーツを
当店のメンテナンスコースで水洗いクリーニングしていきます。
BELVEST(ベルベスト)のブランドタグは、こんな感じになっています。
今回のスーツは、ウールにカシミヤが混紡された冬物のスーツでして、
これからの着用を前にメンテナンスコースでしっかりお手入れして欲しい!と言うことでご来店されました。
自分もそうなのですが、衣替えで終うからクリーニングに出す場合と、
これから着用するからクリーニングに出す場合があると思うんですよね!
特に普段着ではない大切な洋服などですと、着用することが分かっていたら、
そのタイミングに合わせて洋服をお手入れしておきたいですからですね!
どんなに高価なブランドスーツでも、タンスに入れたままで、いざ着用と言う時にヨレヨレのヘロヘロでは、
気が滅入ってしまいますからね・・・・
せっかく着用するんですから、シャキッと凛としてスーツを着こなしたいですよね!
こんな話をすると、「ヨレヨレにならないように、クリーニングに出してから終うんじゃない!」って声が聞こえてきそうですが、
確かに、クリーニングに出して1年以内でしたら、それほど問題ないかと思いますが(クリーニングのコースによっても違います)
2年、3年と経過してしまいますと、保管方法や湿気が悪さをして形やシルエットを崩していきます。
そのため「あ~ん!せっかくクリーニングに出しておいたのにヨレヨレじゃん!」って事になってしまいます。
結婚式や着用の時期が分かっているようでしたら、早めに洋服をチェックしてみてください。
当日になって「何じゃこりゃ~!」 って慌てないようにね!
まあ私の場合、クリーニング屋さんの特権ですから!着用することが分かっていれば、
もう~必ずもう一度お手入れのクリーニングをして、シャキッ!として出掛けていきます。
気持ちいいですからね~!
着用前のお手入れクリーニング!皆さんも是非どうぞ!
さてさて、話をBELVEST(ベルベスト)のブランドスーツに戻しまして、
先ほどのウールとカシミヤの混紡スーツをいつものようにメンテナンスコースで水洗いクリーニングをしていきます。
が、まずはカルテの作成からです。
BELVEST(ベルベスト)のスーツの状態をチェックしまして、寸法を測っておきます。
ポケットの中のホコリや縫い代の裏側などのホコリを丁寧に取り除きまして、細かい部分まで状態をチェックします。
そして、型崩れ防止の為の仕付け糸を打っていきます。
今回は、腰ポケットが使えないように縫ってありますから、
胸ダーツ、脇ダーツ、胸ポケット、肩パット、垂れ綿、袖縫い代と縫っていきます。
準備ができましたら、シミや汚れの部分を前処理しておきます。
ただ単に機械に入れてスイッチオン!では、きれいになりませんから、
丁寧に前処理しておきます。
まずはドライクリーニングをしていきます。
厚手の弾力ネットに入れまして(ちなみにネットのお値段は、1枚¥4000くらいします。んん高っ!)
やさしく、やさしくドライクリーニングで洗浄します。
乾燥は、ハンガー乾燥でやさしく熱乾燥していきます。
乾燥しましたら水洗いクリーニングに取り掛かります。
ここでも厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしく水洗いをしていきます。
もちろん!手で水洗いを行ないます。 手洗い!です。
洗浄、すすぎ、トリートメント、糊付けと行ないまして、やさしく、やさしく脱水をします。
脱水しましたら、お馴染みのビッグハンガーに掛けて、寸法とシルエットを整えまして自然乾燥させておきます。
こんな感じです。
水洗いクリーニングをして自然乾燥させたBELVEST(ベルベスト)のブランドスーツです。
乾燥させただけですけど、んん~!良い感じですね~!
変な型崩れも無く、きれいに乾燥されています。
それこそ安い大手のクリーニング屋さんでしたら、軽く直してはい!OK!ってなりそうですけど、
当店では、そうもいきませんから、しっかりとテーラードプレスを施してアイロンプレスをしていきます。
毎度毎度の事ですけど、ここでアイロンの手順や方法を細かく書き込んでいると、
明日の朝になってしまいますので、省略させていただきますね~。
最近、私の周りに「何とかテーラードプレスを教えてもらおう!」と近づいてくるクリーニング業者さんがおりますが、
そうそう簡単には手に入りませんから!
あま~い考えで近づいてきても、無駄ですよ~
それなりの物を用意していただかないとね~
さて、話を元に戻しまして、先ほどのBELVEST(ベルベスト)のスーツですが、
今回は、グレーのスーツでしたので、ちょっと気が楽でした!
まあ、みなさんご存じ無いかもしれませんが、
洋服のアイロンプレスって、色によって難易度が変わるって知っています?
「え~?そうなの?」って思うかもしれませんが、
そうなんです!
洋服のアイロンプレスって色によってアイロンプレスの難易度が変わるんですね!
まあ、色だけではなく、生地の種類によっても難易度が変わってきますが、
色によって、かなり気の使いようが違うんですね~。
黒や紺ていう色は、アタリやテカリが出易く、アイロンプレスが難しく、と~っても気を使いますが、
グレイ、とりわけ色の薄いグレイは、かなり気が楽なんですね~!
「へぇ~」って思うかもしれませんが、実はそうなんですよ!
今回は、その気が楽なグレイでしたから、とってもスムーズにアイロンプレスをしていくことができまして、
先ほどの水洗いクリーニングをしたBELVEST(ベルベスト)のブランドスーツも
アイロンプレスでこんなにきれいになりました!
きれいな段返りの三つボタンスーツになりました!
段返りのラペルロールもこんな感じで、
自然で!良い感じのラペルロールです!
スーツを知らない人は分からないかもしれませんが、
三つボタンの段返りは、一番上と一番下のボタンは留めません!
真ん中のボタンだけ!留めるようにしましょう!
かっこいいですよ。
よく就職活動している学生の姿をテレビで見かけますが、
スーツのボタンを全部留めて着用している学生を見ます。
あれは!ダメです!×です。
スーツの基本は、一番下のボタンを留めてはいけないのです!
よく覚えておきましょう!
基本です!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
遠方からのお客様から「革のバッグがカビてしまったんですけど、取れますかね?」とお電話がありまして、
「何とか、大丈夫だと思いますよ!」
「よかったら当店に送ってください」とお答えしまして、
先日、宅配便でバッグが送られてきました。
早速、中のバッグを拝見しました所、こんな感じにカビています。
いや~ものの見事にカビていますね~!
これでは、使い物になりませんから、カビを取ってきれいにしないとね!
それでは、早速、お仕事に取り掛かりましょう!
まずは、カビの除去から行ないます。
当店特製のカビ取り剤を使って、カビを除去していきます。
1回ではカビを除去できませんから、2回、3回とコツコツカビの除去作業をおこないます。
カビが除去できましたら、次に革に栄養分を与えてあげます。
カビによって革にかなりダメージがありますから、
栄養分をたっぷり与えてあげます。
これで一晩自然乾燥させておきます。
翌日、バッグ全体をチェックしまして、少しシワになっていますので、
革のバッグにアイロンを当てて、シワを伸ばしてあげます。
「え~!革にアイロンを当てるの~!」って驚かれるかもしれませんが、
仕上げ馬を使って、コテ布を当てて、熱だけでアイロン仕上げをしていきます。
ちなみに霧を打ったり、蒸気を出してはいけません!
革が火傷をしてしまいますから、コテ布を当てて熱だけでプレスしていきます。
まあ~とは言え、癖の付いたシワなどは、なかなか伸びないんですがね~、
でも、できる限りアイロンでプレスしていきます。
ここで今度は、無光触媒を使ってカビが出にくいように加工しておきます。
そのままの状態では、またカビが出てくるかもしれませんから、
不安を解消する為に、できる限りの処理をしておきます。
乾燥後、最後に艶出しのオイルを塗りこんで完成になります。
こんな感じになりました。
あのカビだらけのバッグが、嘘のようにきれいになりました!
よかった!よかった!です。
とは言え、みなさん!
カビなど出ないに越したことはありませんから、
タンスに入れたままにしないで、定期的に虫干ししてお手入れをしてあげましょう!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
「これって、きれいになるかしら?」 とお客様が白いブラウスをお持込になりました。
どれどれ?って見てみますと、
あ~!よくある黄色い点々が沢山ついています。
こんな感じのシミです。
まあ、よく有るシミですね!
よくお客様は、「何か食べこぼしでも付いていたんですかね~?」 って尋ねてきますけど、
この手のシミは、食べこぼしでも、汚れが付いていたのでもありません!
このシミは、綿や絹特有の「カビ」のシミなんですね!
「え~!カビなんですか?」って声が聞こえてきそうですけど、
そうなんです!カビ!なんです。
カビのシミですから、タダ単に洗っただけでは、きれいになりません!。
特殊な染み抜き処理の全体版の処理になります。
染み抜きを売り物にしているクリーニング店さんなどでは、
「白さ復元加工」とかって売り出しているかと思いますが、
その「白さ復元加工」をここでもして全体をきれいにしていきます。
とは言え、濃いきばみの部分がありますので、まずは、部分的に染み抜き処理をしておきます。
その上で、全体を漬け込むように処理しまして、黄ばんだカビの染み抜きをしていきます。
全体の染み抜き処理が終わりましたら、加工液をすすいで、糊付けをして乾燥させます。
乾燥後は、ハンドアイロンでアイロン掛けをして完成になります。
先ほどの細かい黄ばみのシミも、こんな感じになりました。
ん~!バッチリ!きれいに染み抜き処理ができました。
全体の感じも、きれいにアイロンが掛けられまして、
ん~!シルエットの出た!きれいなブラウスになりました。
しかしまあ、いつも思いますが、染み抜きしないに越したことは有りませんから、
カビが出ないように、通気を良くして、湿気を無くして保管するようにしましょう!
カビは、通気を良くするのが一番の予防方法です!
ギューギュー詰めにせず、余裕を持って保管するように心掛けましょう!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日のジャケットも宅配便で送られてきました依頼品です。
大切にしている衣類を虫に食われてしまうと、
「あ~!もう!いやんなっちゃう!」って感じで、とってもショックですよね!
虫に食われないようにするには、
クリーニングをして、防虫剤をしっかり入れて、
そして、クリーニングしたきれいな衣類だけで保管するようにしましょう!
「1回使っただけだから」 と使用した衣類を一緒に保管してしまうと、
虫食いに遭う確立が非常に高くなってしまいます。
本当に大切な衣類は、必ず!クリーニングした衣類だけで保管するようにしましょう!
もし、それが無理なようでしたら、効き目のある、しっかりとした防虫加工をする事をお勧めします!
よく、「当店のクリーニングを御利用いただげれば、無料で防虫加工が付いてきますよ!」
って、宣伝しているクリーニング屋さんもありますが、
必ず!虫に食べられないか? と言うと、絶対とは言えませんし、
それだけ効力のある防虫加工剤では無いでしょうし、
効力のある加工方法でも無いでしょうから、
私は、有料の防虫加工をお勧めします。
さて、宅配便で送られてきました虫食い跡は、こんな感じです。
こんな感じの表面の毛だけを食べられてしまった虫食い跡が、いくつかあります。
これらの虫食い跡を修理していくんですけど、
まずは、虫からの安全を確保しておきます。
ドライクリーニング処理をしまして、防虫加工を施しまして、
熱によるハンガー乾燥で乾燥しまして、虫からの安全を確保します。
その後、虫食い跡を修理していきます。
いつもの事ですけど、コツコツ、コツコツ、目が馬鹿になりながら、
休み、休み、虫食い跡を修理していきます。
一通り、虫食い跡が修理できましたら、
一日置いて、再度チェックをして見ますと、「あ~ここにもあった」って事になりますから、
また、コツコツ虫食い跡を修理していきます。
虫食い跡が修理できましたら、今度はアイロンプレスをしていきます。
「え~カシミヤ&ウールのジャケットにアイロンプレス~?」
「そんなことしたらアタリやテカリでダメになっちゃうじゃん!」って、どこぞのクリーニング屋さんから聞こえてきそうですが、
ウールだろうが、カシミヤだろうが、ビキューナだろうが、アンゴラだろうが、
しっかりとアイロンでプレスしてシルエットを成形して毛並みを整えていきます。
アタリやテカリを消す方法は、秘密です!企業秘密です!
まあ、腕ですね!腕!
そんな事で、カシミヤ&ウールジャケットにアイロンプレスを施しまして、
人台に掛けて再度チェックしていきます。
細~かい虫食い跡や毛並みをチェックして、ようやく完成になります。
先ほどの虫食い跡は、こんな感じになりまして、
ほとんど分からない状態になりました。
ジャケットもこんな感じで、
良い~感じに仕上がっています。
う~ん!新品みたいですね!
とってもGOOD!です。
ウールやカシミヤ、アンゴラにビキューナなどのジャケットやコートをお持ちの方で、
「何だか、買った時よりゴワゴワしている!」 と感じている方や
「あ~表面が虫に食われている!」 とお困りの方!
是非一度、お試し下さい!
あなたの大切な衣類が生まれ変わりますよ!
この感動を、是非!
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それではこの辺で、また・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
ウールコートの虫食いが宅配便で送られてきまして、
見てみますと、こんな感じで虫に食われてしまっています。
いや~やられた!って感じの虫食いですね。
虫さんも馬鹿ではありませんから、
おいしい、柔らかい生地のコートから食べていきます。
虫は、柔らかい生地のコートが食べられて良いかもしれませんが、
コートを持っているお客様からしたら、堪ったものではありません!
「いや~い、勘弁してくれやい!」って、感じですよね。
そんな嫌な思いをしない為にも「防虫・防カビ加工」を是非!お勧めしますね!
当店の防虫・防カビ加工は、最上級の防虫・防カビ加工剤をしていますから、
ま~ず虫に食われることがありません!
是非!お勧めです!
先ほどの表面を舐めるように食べられた虫食い跡をコツコツ修理していくんですが、
まずは、ドライクリーニングと防虫加工処理をして、虫からの安全を確保しておきます。
その上で、虫食い修理に取り掛かります。
コツコツ、コツコツ、虫食い跡を修理していきます。
虫食い修理をしていると、目が馬鹿になってきますから、休み休み虫食い修理をしていきます。
あ~づかれる~
虫食い修理が完成しましたら、今度はアイロンプレスをして毛並みを整えてシルエットを出していきます。
毛並みを整えながら、コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、重たい電蒸アイロンを使ってアイロンプレスをしていきます。
1・2・3・4・5・6・・・とじっくり熱を伝えるようにアイロンでプレスしていきます。
アタリやテカリを消しながら、熱でアイロンプレスをしていきます。
その辺の洗濯屋さんのように、蒸気をシュウーシュウー出してのアイロン掛けは、絶対にしませんから、
洗濯屋さん!あしからず・・・・
さて、アイロンプレスが終わりましたら、人台に掛けてアタリやテカリを消しながら、虫食いの状態をチェックします。
まあ、大体は、何処かしら虫食い跡のやり残しなどが出てきますから、再度虫食い修理をしていきます。
コツコツ、コツコツ、チェックしながら虫食い修理をしていきまして、とりあえず完成になります。
一晩置いて様子を見ます。
次の朝、再度チェックをして、目残しが無ければ完成になります。
きれいなコートになりました。
大切なコートが虫に食われてしまった、あなた!
穴が空いた虫食いでなければ、きれいに直りますよ。
(穴が空いてしまうと、残念ながらきれいに直りませんので、ご了承ください)
是非、お試しあれ。
問合わせは、メールで cleaning-shimizu@po.across.or.jp まで
それでは、また・・・・・