袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
最近、スリムフィットのワイシャツ(ドレスシャツ)が流行していますが、
みなさん、知っています?
背中の部分が、サイドプリーツやボックススリープではなく、
背ダーツが入って、ウエストと胸がスリムになっているドレスシャツ(ワイシャツ)なんですが、
ご存知ですか?
いろいろなお店に行って見てみても、
結構な割合で、スリムフィットのドレスシャツ(ワイシャツ)を見かけます。
そんなスリムフィットのドレスシャツ(ワイシャツ)なんですが、
ちょっとワンポイントアドバイス!
スリムフィットのドレシャツ(ワイシャツ)の背ダーツ部分なんですが、
こんな感じになっているのを、目にしませんか?
「ん!これが何か?」って思うかと思いますが、
この状態ですと、
背ダーツの縫い代が、内側から外側に向かって返っていますよね。
これって、かっこいいと思います?
何となく、この状態ですと、ちょっと太く見えませんか?
せっかくのスリムフィットタイプのドレスシャツ(ワイシャツ)なのに、
スリムではなく、メタボに見えてしまいます。
台無し!ですよね。
自分なんかですと、
この状態でドレスシャツ(ワイシャツ)がクリーニング屋さんから返ってきたら、
「なんだ!このクリーニング屋は、センスが無いな!」って思ってしまいますね。
本当に、ちょっとした事なんですけど、
背ダーツの縫い代が外側から内側に向かって返っているシャツが、
断然!かっこいい!と思います!
こんな感じになります。
いかがです?
スリムフィットって感じのドレスシャツ(ワイシャツ)に見えるでしょう!
本当にちょっとした事なんですけど、
お洒落な人は、こんなちょっとした事を気にします。
「シャツの背中なんて、シワが無ければいいじゃん!」って、多くのクリーニング屋さんが思うかもしれませんが、
気にする人は、気になるものなんです。
そして、こう言ったちょっとした事の積み重ねが、
大手クリーニング屋さんやその辺のクリーニング屋さんとの違いになっています。
かっこよく見えるか、ダサく見えるかは、本当にちょっとした事にクリーニング屋さんが気が付いているか如何かなんですよね。
せっかくクリーニングに出していただけるんですから、かっこよくしてお返ししたいですよね!
しわ伸ばしだけのクリーニング屋さんか?
かっこよく見える、テーラードプレスのクリーニング屋さんか?
あなたは、どちらを選びますか?
是非一度!お試し下さい!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは、また・・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、先日宅配便で送られてきました、
表面の毛を舐めるように食べられてしまった、虫食い跡があるアンゴラコートの虫食い修理について、書込みしましすね。
やられた~という虫食い跡は、こんな感じです。
参ってしまいますよね~
タンスから出してみたら「あ~!」って感じで、ショック!ですよね。
そんな表面の毛を舐めるように食べられた虫食い跡がある、アンゴラコートを修理していきます。
まずは、アンゴラコートを虫からの安全を図るために、ドライクリーニング処理をします。
前処理をしまして、厚手の弾力ネットに入れて、やさしく、やさしくドライクリーニングをしていきます。
乾燥は、ハンガー乾燥アンゴラコートに痛みがないように乾燥していきます。
その上で、アンゴラコートの虫食い修理に取り掛かります。
修理の内容につていは、秘密!ですが、
コツコツ、コツコツ、虫食い修理をしていきます。
何回やっても、目が馬鹿になってきますから、
休み、休み、チェックしながら虫食い修理をしていきます。
一通り虫食い修理が終わりましたら、人台にアンゴラコートを掛けてチェックします。
チェックしましたら、そのまま一晩置きまして、次の日に又チェックします。
チェックして、これなら大丈夫!と言う所で、アイロンプレスをしていきます。
「え~!アンゴラコートにアイロンプレス!」と思うみなさんも多い思いますが、
しっかりとアイロンプレスをしていきます。
コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、重たい電蒸アイロンでアイロンプレスをしていきます。
アイロンプレスを施しまして、アタリやテカリを取り除きまして完成になります。
表面を舐めるように食べられてしまった虫食い跡は、こんな感じになります。
これだけアップで撮っても、分かりませんから、大丈夫ですね!
全体の写真ですと、こんな感じになります。
ん~!良い感じですね!
宅配便を利用した虫食い修理やクリーニング依頼など、全国各地から仕事が来るようになりましたが、
ここで、1点、注意点をお知らせしておきますね!
当店に衣服をお送りになる時に、
必ず衣服が濡れないような状態でお送り下さい。
タダ単に紙袋に入れただけでは、
大雨などのもしもの時に、水に濡れてしまう場合があります。
和服など物によっては、大変な事態になってしまいますので、
ビニールなどで、しっかり包んで、水に濡れないようにしてからお送り下さい。
お願いしますね。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは今日はこの辺で、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、ISAIA(イザイア)のブランドスーツを水洗いクリーニングでケア・メンテナンスしていきます。
今回のスーツは、イタリアの高級ブランドISAIA(イザイア)のブランドスーツで、
スーパー130’Sのファインウールの生地を使用しています。
お洒落な方ご用達のイタリアブランドISAIA(イザイア)です。
そんなISAIAのブランドスーツを当店のメンテナンスコースでお手入れクリーニングをしていきます。
まずは、いつものようにカルテの作成からです。
スーツの状態をチェックします。
シミや汚れ、傷やホツレ、型崩れなど細かくチェックしていきます。
次に各部の寸法を測っておきます。
上着は、前丈、着丈、中胴半寸、袖丈、下袖丈、肩幅、
スラックスは、ウエスト、ズボン総丈、股下、ワタリ幅、ヒザ幅、すそ幅、ダブル幅と
自分が分かる場所でかまいませんから、しっかりと採寸しておきます。
カルテが完成しましたら、次は、型崩れ防止のための仕付け糸を打っていきます。
ボタンホール、胸ダーツ、脇ダーツ、腰ポケット、胸ポケット、袖縫い代、垂れ綿、肩パットと
シルエットが崩れないように、慌てず、騒がず、ゆっくり、落ち着いて仕付け糸を打っていきます。
仕付け糸を打ち終わりましたら、ここでシミ抜きや部分汚れを除去しておきます。
その上で、まずは、油性汚れを処理するためにドライクリーニングからおこないます。
1点処理でISAIA(イザイア)のブランドスーツだけで、厚手の弾力ネットに入れてドライクリーニングをしていきます。
乾燥は、ハンガー乾燥でやさしく、やさしく熱乾燥していきます。
乾燥しましたら、次は、いよいよ水洗いクリーニングです。
ここでも厚手の弾力ネットに入れて、ISAIA(イザイア)のスーツ単品だけで水洗いクリーニングをしていきます。
やさしく、やさしく、手洗いで水洗いクリーニングをしていきます。
ギューと脱水してシワが傷にならないように、やさしく、やさしく脱水します。
脱水しましたら寸法をチェックしまして、
縮んでいたら、手で伸ばすように、形を整えながら修正していきます。
水洗い直後のISAIA(イザイア)のブランドスーツです。
水洗い直後ですから、グッチョリ濡れている状態ですが、
この状態で、一晩、自然乾燥させていきます。
一般的な大手のクリーニング屋さんなどになると、
人型の機械に濡れた状態で着せて、蒸気をブワーっと出しながら、機械で引張って乾かしていきますから、
スーツが一撃で壊されてしまいます。
「あ~あ」って感じになってしまいます。
そんな事になると大変困ってしまいますし、ISAIA(イザイア)のスーツが可哀想ですから、
私は、やさしく、やさしく乾燥させるために、一晩自然乾燥させています。
自然乾燥しますと、こんな感じになります。
まあ、ヨレヨレしていますが、思ったよりも良い感じになっていると思いませんか?
大きな型崩れも無く、乾燥して状態になっています。
それでは、テーラードプレスでメンテナンスしていきましょう!
と、その前に、まずは寸法を測って、縮んだのか、伸びたのかをチェックします。
ん!2ミリの縮みです。
この程度の縮みでしたら、普通にアイロンプレスをすれば、元に戻りますから大丈夫です!
それではテーラードプレスをしていきましょう!
まずは、裏から芯地をプレスしていきます。
身頃、アームホールの垂れ綿、肩パットに上衿とシルエットを出すようにアイロンプレスをしていきます。
表地に戻りまして、袖、肩、身頃、背中、衿ラペルと熱を伝えるように、しっかりとアイロンプレスを施します。
霧吹きで霧を打ち、コテ布を当てて、熱を伝えるように、ゆっくりアイロンプレスをしていきます。
完成しますと、こんな感じになります。
う~ん!良い感じに生まれ変わりました!
今回のISAIA(イザイア)のブランドスーツは、スーパー130’Sの高級ウール生地を使用していますから、
アイロンプレスには、とっても気を使いました。
スーパー’S表示のウール生地は、しっかり湿気を取り除いてアイロンプレスをしてあげないと、
上手く仕上ることが出来ませんから、疲れました~ね。
一般的なテレビで見るようなクリーニング屋さんの蒸気をシューシュー出すアイロン仕上げでは、
こんな感じには仕上がりませんからね~!
蒸気をシューシュー出して、ファインウールのスーパー’S表示のスーツにアイロン仕上げしたら、
蒸気の湿気で、スーツがボコボコになって型崩れしてしまいます。
スーパー’S表示のファインウールは、熱だけでアイロンプレスをしてあげないとダメなんですね~
でも、熱だけでアイロンプレスをするって、結構!大変なんですよね~
だから、大手のクリーニング屋さんがやらないんですけどね!手間が掛かりますから!
大手のクリーニング屋さんですと、人件費が結構掛かっていますから、
大量に機械で洗って、ガラガラ大量に乾燥させて、アイロンの蒸気で適当にシワを取って!と
そんなやり方のクリーニングでないと儲かりませんから、
熱だけの手間の掛かるクリーニングは、大手のクリーニング屋さんはやらないんですね。
「スーツを出したら、ボコボコにされてしまった!」
そんな経験のあるお方、
是非一度、お試しあれ!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それではこの辺で、また・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、トレンチコートをメンテナンスコースでケア・クリーニングしていきたいと思います。
綿95%ポリウレタン5%のトレンチコートです。
もちろん!水洗いは×です。
「ドライクリーニングの石油系で処理してください」となっています。
このトレンチコートにドライクリーニング&水洗いクリーニングをして、
テーラードプレスでアイロンプレスを施していきます。
が、まずは、いつものようにカルテの作成から取り掛かります。
トレンチコートの状態をチェックして、寸法を採寸しておきます。
水洗いできないトレンチコートを水洗いクリーニングしていくのですから、
しっかりと寸法を測っておきます。
カルテができましたら、シミ抜きと部分汚れの除去作業に取り掛かります。
まあ、ほとんどのコートが衿の首周りと袖口が汚れていますから、部分処理しておきます。
その他の汚れの部分も前処理しておきます。
前処理が終わりましたら、まずはドライクリーニングで油性汚れを除去していきます。
厚手の弾力ネットに入れて、トレンチコートへのダメージを防いだ上で、ドライクリーニングをします。
やさしく浸し洗いでドライクリーニングをします。
乾燥は、ハンガーに掛けた状態で熱乾燥させていきます。
一般的なクリーニング屋さんですと、回転式の乾燥機でバッタン、バッタン乾燥させていきますが、
それでは、トレンチコートが泣いてしまいますから、
コートへの負担を無くすように、ハンガーに掛けた状態でやさしく乾燥させいきます。
乾燥しましたら、次は水洗いクリーニングをします。
水洗いクリーニングも、もちろん手で水洗いクリーニングをしていきます。
「そんな、面倒で手間の掛かることなんて、儲からないじゃないか!」って他のクリーニング屋さんから聞こえてきそうですが、
メンテナンスコースのクリーニングは、一にも二にも洋服の事を第一に考えて、
お手入れ、ケア・メンテナンス・クリーニングをしていくコースですから、
儲けよりも洋服命!の考えです。
と言うことで、手洗いで洗浄・すすぎ・トリートメントと水洗いクリーニングをしていきます。
やさしく脱水をしまして、肉厚のハンガーに掛けて、手で形を整えながら寸法を修正していきます。
水洗い直後のトレンチコートです。
このまま一晩、自然乾燥させておきます。
乾燥しましたら、電蒸アイロンでアイロンプレスをしていきます。
寸法を確認して、縮みの状態を把握してアイロンプレスに取り掛かります。
蒸気をシューシュー出してアイロン掛けをするのでは無く、
アイロンの熱を洋服に伝えるように、しっかりとアイロンプレスを施します。
霧吹きで霧を打ち、コツコツ、アイロンプレスをしていきます。
綿のトレンチコートですと、アイロンプレスをしている側からすぐにシワが出てきますが、
そこは、シワがあまり出ないように、いろいろ工夫してアイロンプレスをしていきます。
アイロンプレスの下手な人のアイロンを見ていると、
せっかくアイロンプレスしたのに、わざわざ自分でシワを沢山作っている人を見ますが、
そんな事では、ダメですよね~
どんな事でもそうですが、次の事を考えて動いていかないとね!
アイロンプレスが終わりまして、全体をチェックして完成になります。
こんな感じです。
そう言えば、トレンチコートの保管についてですが、
保管の事については、又の機会に書込みしますね。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
お楽しみに!
それでは、また・・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
さて今日は、イタリアの有名ブランド「Brioni」ブリオーニのスーツをメンテナンス・クリーニングでお手入れしていきましょう。
Brioni(ブリオーニ)と言えば、手縫いスーツの高級ブランドの代名詞でして、
スーツを着用する人にとって、憧れの的のブランドです。
そんな有名ブランドの「ブリオーニ」のスーツをドライクリーニング&水洗いクリーニング、
そして、テーラードプレスを施して、ケア・メンテナンスをしていきます。
いつものように、採寸をしてカルテを作成し、スーツの状態を細かくチェックします。
シミや汚れ、傷、ホコリ、ほつれなど細かくチェックします。
そして、型崩れ防止の為の仕付け糸を打っていきます。
高級ブランドのBrioniのスーツを傷つけないように、慎重に、丁寧に打っていきます。
仕付け糸を打ち終わりましたら、この段階で、しみ抜きや汚れなど前処理しておきます。
その上で、ドライクリーニングをしていきます。
いつものように厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしくドライクリーニングをしていきます。
乾燥は、ハンガーに掛けて、ハンガー乾燥で熱乾燥させます。
乾燥しましたら、今度は、水洗いクリーニングになります。
ここでも、厚手の弾力ネットに入れて、手洗いで水洗いクリーニングをしていきます。
やさしく、やさしく、手で水洗いクリーニングをします。
大手のクリーニング屋さんやその辺のクリーニング屋さんでは、
「え~!そんな、カッタルイやり方でやるの!」
「手間ばかり喰って、割に合わないジャン!」って声が聞こえてきそうですが、
大切なBrioni(ブリオーニ)のスーツを第一に考えると、どうしても、手間の掛かるクリーニングになってしまうんですね!
万が一にも、大切なスーツを傷つけるわけにいきませんからね!
最悪の事態を考えながら、もしもの時を想像して、最善の方法でメンテナンス・クリーニングしていきます。
話がそれてしまいましたが、水洗いクリーニングしましたら、手で形を整えながら、寸法を修正していきます。
最近では、松田塾ご用達の「ビッグハンガー」を使用して、ちょっと楽をしながら修正していきます。
楽をしながらと言っても、経験が物を言いますから、見よう見まねで真似をしても怪我の元ですけどね。
水洗いクリーニング直後のBrioni(ブリオーニ)のスーツです。
ビッグハンガーのおかげで、肩周りに嫌なシワが無く、結構きれいになっているもんでしょ。
この状態で、一晩自然乾燥させておきます。
どうも私は、急激な熱乾燥がイマイチ好きになれないものですから、
時間は掛かりますが、このまま自然乾燥させておきます。
一晩、自然乾燥させておいたBrioni(ブリオーニ)のスーツの状態です。
きれいな状態に乾燥しています。
大手の安いクリーニング屋さんでしたら、「おお~!このままでいいじゃん!」って感じにまでなっています。
しかし、このままではいけませんので!テーラードプレスでしっかりメンテナンスしていきます。
重たい電蒸アイロンと細く使い勝手の良い電蒸アイロンの2種類のアイロンを使って、テーラードプレスをしていきます。
地の目をまっすぐにして、コテ布を当てて、霧吹きで霧を打ち、熱を伝えるように、ゆっくりアイロンプレスをしていきます。
プレスしていない場所がないように、全ての場所にアイロンプレスを施します。
2時間から3時間、スーツとの真剣勝負です。
神経を集中してテーラードプレスをしていきますので、
本~当に疲れます。
1日1着が限度です。
とても、とても何着もできません!
1日1着です。
テーラードプレスが終わりましたら、全体を細かくチェックします。
アタリにテカリ、シワにヨレなど細かくチェックし修正して完成になります。
「どうやってアタリやテカリを消すの?」って質問がありそうですが、
そこは!それ!腕ですよ!腕!
秘密!です。
しかし、何回やっても、疲れますね~
肉体的に疲れると言うより、
やはり集中するせいか、精神的に疲れますね。
結構、へとへとになります。
体を壊さないように、労わりながらお仕事していきましょう!
休養!休養!です。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは、また・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、Belvest(ベルベスト)のブランドスーツを水洗いクリーニングで、
ケア・メンテナンスしていきたいと思います。
まずは、いつもようにカルテの作成をします。
スーツの状態をチェックします、シミや汚れ、傷、ホツレなどなど細かくチェックしていきます。
次に各部の寸法を採寸しておきます。
この採寸がもっとも重要な要件ですから、しっかりと測っておきます。
次にポケット中やズボン裏側の縫い代などのホコリを掃除して、きれいにします。
そして、次に仕付け糸を打って、型崩れを防止します。
水で洗うのですから、重要な事です。
しつけ糸が打ち終わりましたら、まずはドライクリーニングをしていきます。
厚手の弾力ネットに入れて、やさしく、やさしくドライクリーニングをしていきます。
乾燥は、ハンガー乾燥で熱乾燥させていきます。
熱乾燥も高温で乾燥させるのではなく、中温くらいでやさしく乾燥させていきます。
ドライクリーニングが終わりましたら、いよいよ水洗いクリーニングをしていきます。
ここでも厚手の弾力ネットに入れまして、手洗いで水洗いクリーニングをします。
肌にもやさしい温度と洗剤を使用して、やさしく、やさしく手で水洗いクリーニングをしていきます。
洗浄、すすぎ、トリートメントとやさしく手洗いクリーニングをしまして脱水します。
脱水もギューと脱水するのではなく、生地が傷まないように、やさしく、やさしく脱水をします。
脱水後、寸法とシルエットを手で修正しながら整えていきます。
最近では、肩のしっかりしたビックハンガーを使用してシルエットを整えています。
ビックハンガーに水洗いクリーニングしたベルベストのブランドスーツを掛けまして、
手で寸法とシルエットを修正するように形を整えていきます。
袖は、アルミ製袖スリープを使用して、ちょっと楽をしながら寸法修正しています。
寸法を修正しましたら、すそに軽く錘をつけて、縮まないようにして乾燥させます。
せっかく寸法修正しても、濡れた状態でそのまま乾燥すると、どうしても縮みが発生してしまいますから、
縮みが発生しないように、軽いテンションを掛けてあげて自然乾燥させてあげます。
どのくらいの負荷を掛けてあげるかは、経験が物を言いますから、
見よう見まねでマネをしない方がいいかと思います。
上品な、高番手の生地を使用したスーツになりますと、簡単に伸びてしまいますから、注意が必要です。
乾燥させますと、こんな感じになります。
乾燥させただけで、まだアイロンプレスはしていませんが、
いかがです?結構、きれいな状態になるもんでしょう。
大手の安売りクリーニング屋さんなどでしたら、「これでいいじゃん!」って言いそうな感じです。
でも、これではまだ、ぜんぜんダメですので、テーラードプレスをしてシルエットを整えていきます。
重たい電蒸アイロンと細くて使い勝手の良い電蒸アイロンの2種類のアイロンを使って、
テーラードプレスをブランドスーツに施します。
慌てず、騒がず、ゆっくり、ゆっくり熱を生地や芯地に伝えるように、アイロンプレスをしていきます。
一般のみなさん的には、アイロン掛けというと、「シャッシャッ」と蒸気をいっぱい出しながら、
シューシューやってアイロンを掛けている場面を想像するかと思いますが、
そんな、みなさんが考えているアイロン掛けとは、かけ離れた地味なアイロンプレスをするのがテーラードプレスなんです。
洋服の中にある芯などの構造物にまで、しっかりと熱が伝わり、
シルエットが構築されるようにしっかりとアイロンプレスを施します。
アイロンプレスが完成しますとこんな感じなります。
きれいにシルエットが出たスーツになりました。
とても、水洗いしたスーツには見えませんよね!
良い感じです!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは、また・・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、イタリアのブランド、ラファエル・カルーゾ(Raffaele Causo)のブランドスーツを
当店のメンテナンス・クリーニングで水洗いクリーニングしていきたいと思います。
イタリア・ブランドの「Raffaele Causo」 ラファエル・カルーゾで、
生地は、イタリアの生地ブランド「ロロ・ピアーナ」のスーパー120’Sを使用しています。
とっても着心地の良さそうなブランドスーツです。
それでは、メンテナンス・クリーニングでお手入れしていきましょう!
まずは、いつものようにカルテの作成からおこないます。
スーツの状態をよくチェックします。
シミや汚れ具合、ほつれなど無いか、裏地の隅に埃など溜まっていないか、
またデザインなど、どうなっているかなどチェックします。
次に各部の寸法を採寸しておきます。
水洗いクリーニングをするのですから、とっても重要な事です。
前丈、袖丈、下袖丈、肩幅、着丈、中胴半寸と上着を例にとりましたが、
各部の寸法を採寸していきます。
採寸が終わりましたら、次に型崩れ防止の為の仕付け糸を打っていきます。
ん十万円もする(大げさですが)ブランドスーツに針を入れるのですから、
慌てず、焦らず、落ち着いて、丁寧に仕付け糸を打っていきます。
ボタンホールに腰ポケット、胸ダーツに脇ダーツ、垂れ綿に肩パット、袖の縫い代と
丁寧に、丁寧に縫っていきます。
こんな感じです。
仕付け糸を打ち終わりましたら、次にドライクリーニングをします。
厚手の弾力ネットに入れまして、やさしく、やさしくドライクリーニングをしていきます。
決してバッチャン!バッチャン!いろいろな洋服とは、洗いません!
単品で、やさしく、やさしくドライクリーニングをしていきます。
ドライクリーニングで油性汚れを除去しましたら、ハンガーに掛けた状態で乾燥させます。
一般的なクリーニング屋さんがやっているような、回転式の乾燥機では、絶対乾燥させません!
スーツを傷めないように、ハンガー乾燥で熱乾燥させていきます。
乾燥しましたら、いよいよ水洗いクリーニングをしていきます。
普通では、絶対!水洗いできない高級ブランドのスーツを水で洗うのですから、
と~っても神経を集中させて、水洗いクリーニングをおこないます。
ドライクリーニングの時と同じように、厚手の弾力ネットに入れて、
手洗いで水洗いクリーニングをしていきます。
やさしく!やさしく!手で水洗いをしていきます。
洗浄、すすぎ、トリートメントと手洗いをしまして、
やさしく脱水をします。
生地の繊維が折れて、傷になってしまわないように、注意して脱水をします。
脱水をしましたら、松田塾ご用達のビッグハンガーに掛けまして、
手でシルエットと寸法を修正しながら形を整えていきます。
水洗い直後は、こんな感じになります。
この状態で、一晩自然乾燥させてあげます。
熱乾燥で急激に乾燥させてもいいのですが、
なんとなく熱乾燥させると、縮みが大きくなるように感じますので、
私の場合、一晩、自然乾燥させるようにしています。
乾燥しましたら、テーラードプレスでアイロン仕上げをしていきます。
それでは、早速テーラードプレスをしていきましょう!
が、まずは寸法をチェックします。
縮んだのか?伸びたのかを、しっかりチェックします。
ん!3ミリの縮みだけですね!
この程度の縮みでしたら、アイロンプレスをするだけで元に戻りますから、安心してテーラードプレスをしていけます。
それでは、RaffaeleCaruso(ラファエルカルーゾ)のブランドスーツにテーラードプレスをしていきます。
まずは、芯地のアイロンプレス仕上げからおこないます。
重たい電蒸アイロンを使って、コテ布を当て、霧吹きで霧を打ち、しっかり熱が伝わるようにアイロンプレスを施します。
前身頃を裏反して、すそからゆっくりアイロンでプレスしていきます。
胸のボリュームが出るように、芯地に熱が伝わるように、しっかり、ゆっくり、アイロンプレスをしていきます。
胸の芯地が終わりましたら、そのまま脇から背中をアイロン仕上げしていきます。
背中の肩甲骨のボリュームが出るように、テーラードプレスを施します。
身頃の芯が終わりましたら、次にアームホールと肩パットに移ります。
アームホールを伸ばさないように、でも縮みは伸ばすように、
垂れ綿をきれいに伸ばすように、テーラードプレスをします。
肩パットは、前肩を壊さないように、
指と霧吹きを上手に使って、コツコツアイロンでプレスしていきます。
ここで上衿の裏側を追い込み、いせ込み、アイロンでプレスしておきます。
表地に返りまして、袖の上部分と肩パットがシワになっていますので、
まず、この部分をアイロンで仕上ておきます。
鉄万と言う仕上馬を利用して、袖の上部分と肩パットをきれいにアイロンプレスしていきます。
鉄万をはずして、袖を仕上げていきます。
本切羽の袖ですので、ボタンに注意しながら、地の目を通してアイロンプレスを施します。
袖が終わりましたら、いよいよ身頃の仕上になります。
胴馬に地の目が真っすぐになるように上着をセットしまして、コテ布を当てて、アイロンプレスをしていきます。
すそから上に向かっていくように、
すそから胸、首、腰、脇と言った具合に、ぐるっと廻るようにアイロンプレスしていきます。
最後に衿ラペルをアイロン仕上げをして完成になります。
テーラードプレスをしたスーツを人台に掛けて、最終チェックをします。
アタリやテカリ、シワや崩れなどチェックして、修正しまして完成です!
今回のラファエル・カルーゾ(Raffaele Caruso)のブランドスーツは、こんな感じになりました。
細いお客様なので、ウエストが廻りません。
いいですね~こんなに細くって、
私なんかプチメタボで、
ちょ~っと油断すると、すぐ腰周りに肉が付いてしまいます。
特に下っ腹なんかが「ぽよ~ん」って感じで、ぽっこり!ってね。
あ~やだやだ!親父は。
年は取りたくないですよね!
いくら食べても、太らなかったあの頃が懐かしい~
最近、春なのにとても寒いから、食が進んで!進んで!困ります。
上着を羽織って、お腹が隠せない夏になるのが怖い!
やばい!やばい!
それでは今日はこの辺で、また・・・・・
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
今日は、先日宅配便で送られてきました、銀座にあるマリオ・ペコラさんのオーダースーツを
当店のメンテナンス・コースで水洗いクリーニング・テーラードプレスと
一般的なクリーニングとはかけ離れた、ケアやお手入れと言った考え方の
メンテナンス・クリーニングをしていきたいと思います。
今回、メンテナンス・ケアをするオーダースーツは、銀座のマリオ・ペコラさんで作られたオーダースーツです。
紺のダブル6ボタンのスーツで、スーパー200’Sの生地を使用した、とってもきれいな仕立ての良いオーダースーツです。
こういったすばらしいオーダースーツを、当店にお任せして頂ける幸せを感じると共に、
「しっかりとお仕事しなくっちゃ!」と重い責任感も感じています。
それでは、メンテナンスコースでお手入れクリーニングをしていきましょう!
まずは、カルテの作成です。
シミや汚れなど全体を細かくチェックします。
次に各部の寸法を測ってカルテに記入しておきます。
上着は、前丈、袖丈、下袖丈、肩幅、着丈、中胴半寸と採寸して、
スラックスは、ウエスト、総丈、股下、ワタリ幅、ヒザ幅、すそ幅、ダブル幅と採寸しまして、カルテに記入します。
この各部の寸法が、と~っても重要になりますから、
自分が測って分かる箇所を決めて、しっかりと採寸しておきます。
カルテの作成が終わりましたら、次はホコリのチェックです。
いろいろなポケットの中や、スラックスの裏側の縫い代の裏側、裏地の裏側、ダブルの内側など
細かく各部をチェックしていきます。
できましたら、次は、型崩れを防止する為に仕付け糸を打っていきます。
ボタンホールに胸ダーツ、脇ダーツに腰ポケット、胸ポケット、垂れ綿に肩パット、袖の縫い代と
水洗いした時に、縫い代が起き上がってシルエットが崩れてしまわないように、仕付け糸を打っていきます。
慌てず、騒がず、落ち着いて、ゆっくりと仕付け糸を打っていきます。
慌てて縫って、生地を傷めてしまっては、元も子もありません!から、
私は、ゆっくり、落ち着いて仕付け糸を縫っていきます。
縫い終わるとこんな感じになります。
型崩れ防止のための仕付け糸が縫い終わりましたら、
まずは、ドライクリーニングをしていきます。
厚手の弾力ネットに入れて、ドライクリーニングをします。
やさしく、やさしく単品で、ドライクリーニングで洗っていきます。
乾燥は、ハンガー乾燥で熱乾燥をして、一晩自然乾燥をさせます。
乾燥しましたら、次は、水洗いクリーニングをしていきます。
スーパー200’Sの生地を使用したオーダースーツを水洗いクリーニングするんですから、
超~~神経を集中しなくてはいけません!
普通のクリーニング店が考えるような水洗いクリーニングですと、
まず!間違いなく弁償です。
スーパー200’Sのオーダースーツです。
金額もそれなりに、かなりお高いスーツになりますから、
繊細に、繊細に、やさしく水洗いクリーニングをしていきます。
もちろん!手洗いです。
そんな!機械に任せっぱなしなんて、とても怖くて出来ません!
ひぇ~~って感じで、
もしそんな光景を見たら、下手なお化け屋敷よりも超~怖くって、
背筋がゾォ~っとするでしょうね!
考えただけでも、オォ~~怖っ!
まあ、そんな野蛮な人たちは、放って置いて、
やさしく、やさしく水洗いをしましたら、やさしく、やさしく脱水します。
脱水しましたら、寸法をチェックしながらシルエットを整えていきます。
最近では、ビックハンガーを使用してシルエットを整えていきます。
こんな感じになります。
小じわを取って、軽く錘をつけて自然乾燥させます。
最近、袖のスリープ(袖の形を整える棒)で、アルミ製のスリープを見つけましたので、
そのアルミ製のスリープを使って、袖の形を整えます。
一般的に多くのクリーニング店さんでは、木製のスリープを使っているんですが、
(当店でも、もちろん使っていますが)
木製のスリープを水に濡れた衣服に挿入して乾燥させると、
袖の内側の部分に黄茶色のシミが付いてしまいます。
きっと木の色が移ってしまうんですね。
しかし、アルミ製のスリープでしたら、そんな心配もありません!
安心して使用することができますからね。
まあ、興味のある人は、クリーニングの機材商さんにでも聞いてみてください。
スラックスの方は、というとこんな感じになっています。
乾燥は、急激に乾燥させずに、ゆっくり乾燥させていきます。
このまま自然乾燥させまして、乾燥しましたらアイロンプレスになります。
水洗いクリーニングをして自然乾燥させた銀座ペコラのオーダースーツは、こんな感じになりました。
ぱっと見、「いいじゃん!これで」って、どこぞのクリーニング屋さんから声が聞こえてきそうですが、
これでは、まだまだダメです!
寸法こそ大きな狂いはありませんが、全体にクタクタで、生地の風合いが死んでしまっています。
この何となくイマイチな状態のオーダースーツを、テーラードプレスで生き返らせていきます。
腕の見せ所!です。
アイロンは、重た~い電蒸アイロンと細く使い勝手の良い電蒸アイロンの2種類のアイロンを使用して、手仕上げでアイロンプレスをしていきます。
アイロンプレスの基本は、まず地の目をそろえて、生地の上にコテ布を載せ、
その上に霧吹きで霧を打ち、電蒸アイロンの熱を使ってアイロンプレスをしていきます。
1・2・3・4と数字をゆっくり数えながら、しっかりと熱を伝えるようにアイロンプレスを施します。
一般の方だと、サッサッと早くアイロンを掛けるイメージがあるかと思いますが、
シルエットを出す為に、芯地などにアイロンの熱をしっかりと伝える為に、
ゆ~っくり、追い込み、いせ込み、アイロンプレスをしていきます。
これがテーラードプレスです。
特に水洗いをしたスーツにアイロンプレスを施すのですから、
テーラーの方が新品のスーツに対してするアイロンプレスよりも、どうしても時間が掛かってしまいます。
さっさっとアイロン掛けをして、水洗いしたオーダースーツが元の状態に戻ればいいんですが、
残念ながら、さっさっと掛けたアイロン掛けでは、元のオーダースーツには戻りませんからね!
サッサッとアイロン掛けをして、これでOK!!なんて状態のオーダースーツでは、弁償物になってしまいます。
まあ、そお言うわけで、ゆっくり、ゆっくりテーラードプレスをしていきましょう。
まずは、裏から芯地を仕上げて行きます。
寸法を出して、胸のボリュームを出して、脇、背中としっかりとアイロンプレスをします。
続いて、アームホールに移りまして、
垂れ綿、肩パットと前肩になるようにアイロンプレスをします。
表地に返りまして、
そのままアームホールの上袖部分と肩パットをアイロン仕上げをします。
そして、下袖部分もアイロンプレスをします。
上衿を裏から鎌衿になるようにアイロンプレスをしまして、前身頃に移っていきます。
前身頃、腰ポケット、脇、背中と一通りアイロンプレスをしまして、
最後にラペルを仕上て完成になります。
スーツ上下に掛かったアイロンプレス時間は、3時間30分から4時間に及びます。
超~疲れた~!って感じになりますが、とてもやりがいのある仕事でもあります。
まさに真剣勝負の一騎打ちと言った、神経を使うとっても難しい仕事です。
最後にアイロンプレスの終えたオーダースーツを、人台に掛けて最終チェックします。
こんな感じになりました。
ん~!いい感じに仕上がりました。
しかし、今回のオーダースーツは、さすがにスーパー200’Sの生地を使用しているだけあって、
と~っても難しかったですね~、
結構、気苦労しました。
コツコツ、コツコツ、丹念にアイロンプレスをしていけば問題ないのですが、
そのコツコツ、アイロンプレスをしていくのが、実に根気がいる仕事なのです。
焦らず、慌てず、じっくりと、ド~ンと構えてテーラードプレスです。
しかし、今回のオーダースーツのお客様、実にいい体をしていますよね!
アイロンプレスの終わったオーダースーツをじっくりと見ていましたら、
「いい体!してるな~!」と関心してしまいました。
たくましく厚い胸板に引き締まったウエスト!すごいですよね!
ん~~ん、マンダム!って感じになります。
かっこいい!ですよね!
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは今日はこの辺で、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
衣替え最初の段階でクリーニングに多く出てくる洋服は、
黒や紺のカシミヤコートやウールコート、
厚手のダウンジャケットやダウンコートなどの重衣料が、多くクリーニングに出てきます。
ダウンジャケットやダウンコートなどのクリーニングは、
黒い色のダウンが出てくるとお思いでしょうが、
実は、違うんですね~!
衣替えの最初に出てくるダウンジャケットやダウンコートは、
圧~倒的に白やベージュの淡い色のダウン衣料が出てくるんですね~!
「へ~、黒や茶色じゃないんだ」って思うと思うんですが、
そうなんですね~黒や茶色じゃないんですね~
まあ、ちょっと考えると分かるんですが、
実は、黒や茶色のダウンジャケットやダウンコートって、汚れが目立ちにくいんですね!
その為、寒さが完全に抜ける4月末くらいまでは、急な寒さや夜出掛ける時の為に取っておいて、
クリーニングに出すのを控えてしまうんでしょうね。
で、それとは逆に、白やベージュなどの淡い色のダウンジャケットやダウンコートは、
衿や袖口などの汚れが目立ってしまいます!
色的には春色でも、袖口や衿周りから汚れが覗いてしまっては、NGです。
そんな訳で白やベ-ジュなどの淡い色のダウンジャケットやダウンコートが出てくるんですが、
最近では、衿やフードに毛皮が付いたダウン衣料が流行していますよね。
みなさん、毛皮付きのダウンジャケットやダウンコートをクリーニングに出して、
毛皮がベチャっとしたり、ペチャンコになってしまった事など?ありませんか?
毛皮は、物が良くなれば良くなるほど、ふわっとふっくらとした毛皮になります。
せっかくの毛皮も本物のお手入れをしてあげないと、台無しです。
内容は、企業秘密でお教えできませんが、
当店の毛皮クリーニングでしたら、そんな心配無用のふっくらふわっと仕上がった毛皮になります。
毛皮付ダウンジャケットの衿とフードですが、こんな感じになります。
まずは、衿の毛皮から
つづいてフード部分の毛皮になります。
毛皮の毛1本1本が、ふわっとふんわり仕上っていますよね!
ん~GOOD!です。
せっかくクリーニングに出すんですから、しっかりとしたお店に出してみませんか?
どこぞの安いクリーニング屋さんに10回出しても、こういった状態には、絶~対なりませんから!
安物買いの銭失いにならないように、計画的にしっかり考えて衣替えクリーニングをしていきましょう。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それでは今日はこの辺で、また・・・・・
袋井のメンテナンス・クリーニングしみず です。
先日、宅配便で虫食い修理依頼のカシミヤコートが送られてきました。
最近は、ハンガー便という洋服をきれいな状態で送る事が出来る便利な宅配便があるおかげで、
日本全国いろいろな所からクリーニングや虫食い修理の仕事依頼が舞い込んできます。
ホームページやブログのお陰なんですけど、
当店を選んでいただいた皆様に、感謝!感謝!です。
そんなお客様のご期待を裏切らないように!
今日も!しっかりお仕事です!
先日送られてきましたカシミヤコートの虫食い跡なんですけど、
まだ新しいカシミヤコートでして、
背中の部分に、表面の毛を舐めるように食べられてしまった虫食い跡が3箇所ほどあります。
こんな感じです。
よく有りますよね!こんな感じの虫食い跡!
もお~参っちゃいますよね。
せっかく大切に閉まっておいても、
タンスから出してみたら、「あ~~ショック!」ですよね 泣・・・・
今回の黒のカシミヤコートは、裏地の無い一重のカシミヤコートでして、
とっても滑らかな、しっとりとしたカシミヤコートです。
「無地の黒」という事で、正直!虫食い修理も難しいのですが、
がんばって!修理です。
虫食い修理ですが、虫食い修理をする前に、まずドライクリーニングをしておいて、
虫食いからの安全を確保しておきます。
それと同時に余分な汚れを除去して、きれいな状態にしておきます。
ドライクリーニングは、もちろん!やさしく!やさしくドライクリーニングをしまして、
ハンガー乾燥で熱乾燥をした後、潤いを与えるトリートメント処理をして、一晩自然乾燥をさせます。
その上で、虫食い修理に入っていきます。
コツコツ、コツコツ、虫食い修理をいたしまして、
表面の毛を舐めるように食べられてしまった虫食い跡をきれいな状態にしていきます。
次に重たい電蒸アイロンを使って、テーラードプレスを施します。
このテーラードプレスが、他のお店の虫食い修理と決定的に違う所でして、
まあ!真似できない代物です。
いろいろ秘密な施しをカシミヤコートに処理しまして、
虫食い修理が完成です!
こんな感じになりました。
まあ、ほとんど分からないと思いますが、
光の加減や、見る角度によっては、何となくここかな?と分かりますが、
まあそこは、「黒色の無地」の難しさ!ですね。
残念ながら、その辺はご勘弁を!と言った所でしょうか、
しかしまあ、合格ラインには、しっかりと届いていると思いますけどね。
全体では、こんな感じのカシミヤコートになります。
良いですね~!
黒のカシミヤコートって、欲しいアイテムの一つですよね!
自分も機会が有れば、欲しいな~と思います。
そうそう!カシミヤコートやビキューナコートなど、虫食いに遭わないのが一番!ですから、
是非!防虫防カビ加工をお勧めします!
虫に食われる前に!是非!大切な一着にお試しください。
問合わせはメールで tetuya6181@po2.across.or.jp まで、
それではこの辺で、また・・・・